神の乱/The Kami War
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エンチャントからクリーチャー・エンチャントに変身する両面カード。第1面は神河ブロックのメインストーリーが描かれた英雄譚。第2面は大口縄/O-Kagachiの似姿であるドラゴン・スピリット。
- I－
- 土地でないパーマネント1つの追放。
- シンプルながら強力な除去で、戦場に出すことさえできれば最低限のボード・アドバンテージを確保することができる。
- II－
- パーマネントのバウンス、さらに各対戦相手に1枚手札破壊。
- 対戦相手のパーマネントに使えばはね返り/Recoil相当、自軍のパーマネントを戻して再利用しても良く、応用がしやすい効果。
- III－
- 顕現した大口縄 / O-Kagachi Made Manifestの名を持つドラゴン・スピリットに変身する。
- 復讐の神、大口縄/O-Kagachi, Vengeful Kamiと同じ6/6飛行・トランプルの基礎性能に加えて、攻撃するたびに墓地からカードを回収し、パワーを上げる誘発型能力を持つ。
5色カードかつ神話レアだけあって、どの章能力も派手な効果。毎ターンのようにボード・アドバンテージ、カード・アドバンテージを稼ぐことができる。しかし5色6マナという重さの割に全体除去や大量ドロー等の一気に形勢を逆転させることができる能力を持たず、これ1枚で勝利を狙うのは心もとない。他のカードと合わせ、コントロールを握る一手段としての採用になるか。
リミテッドにおけるこのカードの点数は極めて低いだろう。神河：輝ける世界には好きな色の土地がサーチできるカードが複数存在し、多色土地が基本土地枠から出ることから他のセットと比べて色は工面しやすいとはいえ、流石にリミテッドのカードプールでこれが唱えられる可能性は極めて低い。運良く多色土地が多数ピックできていたり、大狸/Greater Tanukiを複数確保できているなら唱えられる可能性はあるかもしれないが、このカードのためだけにデッキ構成が歪になってしまっては本末転倒である。
一方構築では、5色マナを出したり、コストを踏み倒して戦場に出す手段を持つデッキで採用されている。スタンダードでは、目覚ましい修復術/Brilliant Restorationにより他の重量級エンチャントと共にこのカードをリアニメイトして戦場に出すデッキが考案された。団結のドミナリア参入後は、版図を活用する5色デッキで採用される事例が増えた。
- 初の3色以上の英雄譚。
- 公式フォーマットで使用不可能なものも含めるならば、Heroes of the RealmのThe Legend of Arenaに次ぐ2枚目。
関連カード
参考
- 神河史譚：神の乱 （Magic Story 2022年1月11日 Daniel Holt）
- 5色カード
- 手札破壊カード
- 大口縄/O-Kagachi
- カード個別評価：神河：輝ける世界 - 神話レア
