都落ち/Run Out of Town

提供:MTG Wiki

2022年5月14日 (土) 09:30時点における053 (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Run Out of Town / 都落ち (3)(青)
インスタント

土地でないパーマネント1つを対象とする。それのオーナーはそれを自分のライブラリーの一番上か一番下に置く。


ライブラリーの一番上一番下に送るバウンス呪文。どちらに送るかはオーナーが選ぶ。

普通は対戦相手パーマネントに使うだろう。バウンスの欠点であるカード・アドバンテージの損失を防ぐことができる一方、自身が相応に重いのでテンポ・アドバンテージは取りづらい。タイム・デストラクションになるかどうかも対戦相手に依存するものの、ライブラリーの底は墓地以上に手出ししづらい場所なので、そちらを選択されても疑似的な除去になる。

  • 溺死者の逆襲/Revenge of the Drownedと比べるとトークン生成がなくなり、対象が土地以外のパーマネント全般に広がった形。
  • カード名フレイバーテキストがなかなか秀逸な1枚。「権力闘争の敗北者が、命からがら街から逃げ出す」というフレイバーをバウンス呪文で表現している。
    • カード名の"run ~ out of town"は、「(コミュニティや集団の輪から)~を追い出す」の意。とりわけ社会的・政治的圧力によって追放する、というニュアンスを含む。日本語版の「都落ち」も、「政争に敗北して中心から放逐される(逃走に追い込まれる)」と言った意。都とTownも対になっており、訳としてぴったり。
    • フレイバーテキストは、“depart”「旅立つ」が、文字通り「旅に出る」以外に「(この世から旅立つ、すなわち)死ぬ」ニュアンスでも使われることを生かした洒落。“dearly departed”で「(旅立った親愛なる人、すなわち)故人」の意。日本語訳では「安らかに」という死を暗喩する言葉を付け加えて洒落を強調している。
Better to depart in haste than be dearly departed.
(出典:都落ち/Run Out of Town(英語版))
安らかに旅立つより、さっさと旅立つ方がましである。
(出典:都落ち/Run Out of Town(日本語版))

参考

MOBILE