ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathi
提供:MTG Wiki
イニストラード:真紅の契りのストーリーにおける重要人物の一人でもある伝説の吸血鬼。変身する両面カードのひとつで、第1面の能力により変身できる。
あなたのターンの戦闘フェイズ開始時に3つのモードを持つ誘発型能力が誘発する。戦闘前メインフェイズに戦場に出せば即効性もあり、戦況に応じて必要なものを選べる汎用性と、うまく順番に使えた際のアドバンテージが売り。
変身前は1/3飛行と4マナ域としてはあまりに頼りないが、変身すれば実質4マナ3/4に飛行、接死、絆魂を持ちコスト・パフォーマンスが良い。さらに、起動コストは重めだが自身と同じキーワード能力を持つ自軍クリーチャーのパワーを全体強化する起動型能力も有する。絆魂と合わせダメージレースを制するための性能が高く、戦力としては十分。 自力では第1面に戻れないことと召喚酔いのことを考えると、真っ先に変身するのはブロッカーにしたい場合か、ソーサリーの3点火力をかわしたい場合か、マナが余った終盤にパンプアップを目当てにする場合か。
おそらく一番お世話になるのはドローのモードだろう。除去耐性は低いが、この効果のおかげで即除去されたとしても1対2交換となりカード・アドバンテージ損を対戦相手に押し付けられる。
布告のモードも、1ターン目か2ターン目かでタイミングを選べて便利。無垢の血/Innocent Blood相当であり自分も生け贄を捧げなければいけないため、このモードが最も「不都合なら使わないで済む」ことの恩恵を受ける。
スタンダードでは黒や赤の吸血鬼デッキに入れてもそれなりの活躍は見込める。第2面の起動型能力とのシナジーを考慮すると、3種のキーワード能力のいずれか1つ以上を持つものは優先的に投入したい。飛行、絆魂については所持している吸血鬼がそれなりに多い。部族にこだわる必要はないため、グッドスタッフ気味のデッキに投入すればカードプールは大幅に広がる。白には飛行と絆魂、青には飛行、緑には接死を持つクリーチャーがそれぞれ多め。いずれにしても、クリーチャー中心のビートダウン系のデッキでこそ輝くタイプ。積極的にライフを攻める構成だと活躍しやすい。
- 誘発型能力で変身のモードを選び、スタックに積まれたところへ対応してインスタント・タイミングの3点火力で対処される恐れもある。そのため対戦相手の使えるマナを把握し手札を予測しながら、隙のないモード選択をしたい。
関連カード
サイクル
イニストラード:真紅の契りの神話レアの変身する両面カードサイクル。
- 信仰縛りの審判官/Faithbound Judge - 兇徒の審判/Sinner's Judgment
- 捜査員、ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken, Inspector - ハーキンの眼識/Hauken's Insight
- ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathi - 冥府の予見者、ヘンリカ/Henrika, Infernal Seer
- 移り気な放火魔/Volatile Arsonist - 凶兆の血の騒擾者/Dire-Strain Anarchist
- アヴァブルックの世話人/Avabruck Caretaker - ホロウヘンジの猟匠/Hollowhenge Huntmaster
ストーリー
ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathiはイニストラード/Innistradの吸血鬼/Vampireの血統の一つ、ダムナティ/Domnathi家の始祖。女性。デーモン/Demonと取引を行い、その愛と引き換えにデーモンの強力な血を得る。
詳細はヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathi (ストーリー)を参照。
ドラキュラシリーズ・カード
ドラキュラシリーズ・カード版は奇妙な三姉妹/The Three Weird Sisters - 漆黒の夜の悪鬼/Fiends of Darkness Night(イラスト)。
- 奇妙な三姉妹はブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」の登場人物。詳細はドラキュラシリーズ・カード版が同じ登場人物を表すものである真紅の花嫁、オリヴィア/Olivia, Crimson Brideを参照。