ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathi
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伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
飛行
あなたのターンの戦闘の開始時に、以下からまだ選ばれていない1つを選ぶ。
・各プレイヤーはそれぞれクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
・あなたはカード1枚を引き、1点のライフを失う。
・ヘンリカ・ダムナティを変身させる。
Henrika, Infernal Seer / 冥府の予見者、ヘンリカ
〔黒〕 伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
飛行、接死、絆魂
(1)(黒)(黒):ターン終了時まで、あなたがコントロールしていて飛行や接死や絆魂を持つすべてのクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。
イニストラード:真紅の契りのストーリーにおける重要人物の一人でもある伝説の吸血鬼。変身する両面カードのひとつで、第1面の能力により変身できる。
あなたのターンの戦闘フェイズ開始時に3つのモードを持つ誘発型能力が誘発する。戦闘前メインフェイズに戦場に出せば即効性もあり、戦況に応じて必要なものを選べる汎用性と、うまく順番に使えた際のアドバンテージが売り。
第1面は1/3飛行と、4マナ域としてはあまりに頼り無いものの、第2面は3/4になった上で接死、絆魂を追加で獲得。前述の通り隙をほとんど無く変身できるのでコスト・パフォーマンスがよく、また起動コストは重めながら自身と同じキーワード能力を持つ味方のパワーを強化できる起動型能力も有する。特に絆魂との相性は良く、ダメージレースを制するための性能が高く、戦力としても十分に活躍できる。一方で自力で第1面に戻る能力は無いこと、召喚酔いの影響を考えると、即変身させるのはブロッカーが欲しい場合、ソーサリーの3点火力をかわしたい場合、終盤にパンプアップを目当てにする場合など。そうでなければとりあえずドローを選んでからでよいだろう。
他のモードはそれぞれ1点のライフロスと引き換えにしたドローと、お互いに生け贄を強制する無垢の血/Innocent Bloodでどちらも便利。除去耐性は特に無いものの、前者の能力さえ誘発させられればとりあえずカード・アドバンテージで有利に立てるし、後者は互いにデメリットを与えることから必要ない場合は使わなくてよいという性質と相性が良好。
リミテッドにおいても、フライヤーを確保しながらアドバンテージを得られるのは優秀。条件があるとはいえ全体強化を備えることから強引にゲームを終わらせることもできるし、そうでなくても細かくライフ・アドバンテージを得られる。
構築においては、イニストラード:真紅の契りが部族にフォーカスを当てているため、吸血鬼にシナジーを与えるカードも多数存在する。それらを利用してもよいがこれ自身は特に他の吸血鬼へ依存する訳でもないため、単にグッドスタッフやコントロールなどに入れても普通に活躍してくれるだろう。いずれにせよ、併用するクリーチャーは極力これと共通のキーワード能力を持つものにしておくとよい。
- 誘発型能力で変身のモードを選び、スタックに積まれたところへ対応してインスタント・タイミングの3点火力で対処される恐れもある。そのため対戦相手の使えるマナを把握し手札を予測しながら、隙のないモード選択をしたい。
関連カード
サイクル
イニストラード:真紅の契りの神話レアの変身する両面カードサイクル。
- 信仰縛りの審判官/Faithbound Judge - 兇徒の審判/Sinner's Judgment
- 捜査員、ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken, Inspector - ハーキンの眼識/Hauken's Insight
- ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathi - 冥府の予見者、ヘンリカ/Henrika, Infernal Seer
- 移り気な放火魔/Volatile Arsonist - 凶兆の血の騒擾者/Dire-Strain Anarchist
- アヴァブルックの世話人/Avabruck Caretaker - ホロウヘンジの猟匠/Hollowhenge Huntmaster
ストーリー
ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathiはイニストラード/Innistradの吸血鬼/Vampireの血統の一つ、ダムナティ/Domnathi家の始祖。女性。デーモン/Demonと取引を行い、その愛と引き換えにデーモンの強力な血を得る。
詳細はヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathi (ストーリー)を参照。
ドラキュラシリーズ・カード
ドラキュラシリーズ・カード版は奇妙な三姉妹/The Three Weird Sisters - 漆黒の夜の悪鬼/Fiends of Darkness Night(イラスト)。
- 奇妙な三姉妹はブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」の登場人物。詳細はドラキュラシリーズ・カード版が同じ登場人物を表すものである真紅の花嫁、オリヴィア/Olivia, Crimson Brideを参照。