英雄の破滅/Hero's Downfall
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黒単色のインスタントになった戦慄掘り/Dreadbore。
単純にクリーチャー除去として見ても色などの制限がないため使い勝手がよく、さらにプレインズウォーカーも除去できるため汎用性が高い。ただしダブルシンボルの3マナは展開の早いデッキだとややテンポが悪いので、アグロ系のデッキでは破滅の刃/Doom Bladeなどの軽い除去が優先される場合も多い。
テーロス登場時のスタンダードでは黒単信心やオルゾフミッドレンジなど、黒の濃い中低速デッキの定番除去として活躍した。テーロス・ブロック構築ではトップクラスのクリーチャー除去であることに加え、太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Championなどの危険なプレインズウォーカーを対処できる貴重な手段でもあり、環境の黒を代表するカードとなっていた。
イニストラード:真紅の契りでは稀少度をアンコモンに落としての再録。プレインズウォーカーを直接除去できることが特別だったテーロス当時と異なり、コモンにもプレインズウォーカー除去が存在するようになった時代の趨勢と言えるだろう。
- 殺害/Murderの上位互換。
- 「State of Design 2013/デザイン演説2013」で事前情報として与えられていた、「(英語で)ルール・テキストが「プレインズウォーカー」を含む5語だけのレア・カード」(Destroy target creature or planeswalker)。
- 運命再編 対戦キットに新規イラストで収録された(カード画像)。
参考
- Developing Theros/『テーロス』のデベロップ(Daily MTG、Feature Article、文:Erik Lauer、訳:米村薫)
- カード個別評価:イニストラード:真紅の契り - アンコモン
- カード個別評価:テーロス - レア
- Secret Lair Drop Series: Saturday Morning D&D