ウィザーブルーム大学/Witherbloom College
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- シルバークイル大学/Silverquill College(白黒)
- プリズマリ大学/Prismari College(青赤)
- ウィザーブルーム大学/Witherbloom College(黒緑)
- ロアホールド大学/Lorehold College(赤白)
- クアンドリクス大学/Quandrix College(緑青)
ウィザーブルーム大学/Witherbloom Collegeは、ストリクスヘイヴン/Strixhavenに属する五つの大学の一つ。色は黒緑。
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概要
本質学/Essence Studiesの大学。モットーは「自らの手で取り組め/Get your hands dirty」。
ウィザーブルームの魔道士は、生と死の対立から力を引き出す。彼らは自然の構成要素と生物の本質から強力な呪文を醸造し、その力を用いて生者を癒したり害したり、死者を蘇らせたり願いを聞いてもらったりする。彼らの振るう魔法は、無から豊かな森全体を生やしたり、古のドルイドの呪いを呼び起こして骨から肉を削ぎ落としたりすることができる。ウィザーブルームの魔道士の中には、襲いかかる汚染から生態系を守る者もいれば、腐敗と死の力を楽しむ者もいる。彼らが寛げるのは、ゾンビワニに乗って澱んだ川を下ったり、消耗病の治療薬となる薬草を摘んだり、沼ガエルの合唱に思いを馳せたり、恐ろしい古の自然の化身を召喚したりしている時間だ。
二面性
ウィザーブルームは相反する信念と魔法によって構成されている。魔道士は両方の色の魔法を体現でき、その側面や呪文を組み合わせて独自のアイデンティティとすることができる。
黒
ウィザーブルームの黒の魔道士は、強力な魔術のために生命エネルギーを搾取することを中心とする。祭儀師/Ritualist、流血医師/Bleed doctor、害獣捕らえ/Pestcatcher、解剖者/Dissector、血管術師/Vein witchは、死にかけの生物から本質を絞り出して強力な闇の呪文の燃料とする。滅術師/Banelockや大釜の予言者/Cauldron-weirdは、有毒原料の穢れた調合物を用いて萎れの呪いを織り上げる。血の攪拌者/Bloodstirrer、頭蓋術師/Skullmancer、恐怖骨/Dreadboneなどの屍術師/Necromancerは、死体の組織に魔法を吹き込んで命令を実行させる。
緑
ウィザーブルームの緑の魔道士は、生命エネルギーを開花させ成長させることを中心とする。薬草師/Herbalist、祝福術師/Boon witch、葉織り/Leafbinderは、薬草を用いて傷を癒し、生物に力を与える。土屈み/Earthcroucher、泥まとい/Mudmask、沼地のドルイド/Bayou druidは、大地と直接繋がり、文字通りの低姿勢でセッジムーア/Sedgemoorの生ける沼地に触れ、自然魔法を強化する。枝呼び/Boughcaller、トラッジの庭師/Trudge gardener、害獣守り/Pest wardenは、沼地の生物を召喚し、その体表面に住まう微生物を収穫する。
重要地点
セッジムーア/Sedgemoor
ウィザーブルームのキャンパスを内包する、澱んだ川の地帯。セッジムーアは様々な種類の奇妙な沼地の生物で知られている――アンデッド動物、コウモリ、ワニの怪物、トラッジ/Trudgeと呼ばれる闊歩する分解者、ボグロフ/Bogroffと呼ばれる湿地に棲む犬の獣など。セッジムーアは害獣、薬草、蜘蛛糸、真菌類といった、薬や呪文に効果のある原料を見つけるのに最適な場所だ。
逆回り講堂/Widdershins Hall
ウィザーブルームのキャンパスの中心は逆回り講堂、セッジムーアそのものから生えているように見える沼地の館だ。逆回り講堂は相互に繋がった木製の小部屋の集合体で、そこから伸びる板張りの通路はまるで何らかの沼地の生物の触手のようだ。逆回り講堂の内部には居心地の良い部屋が一つあり、そこで教授/Professorは妖術生徒/Student witchを集めて授業を行う。
居残り沼/Detention Bog
セッジムーアに隣接する、悪臭漂う完全に不快な湿地帯で、蔦掴み/Vineclingerと呼ばれる厄介な生物が蔓延っている。ウィザーブルームの教授は素行の悪い学生を罰としてここに送るが、ここは同時に、特定の強力な治療や呪いに使う薬草を集めるのに最適な場所でもある。
マスコット
ウィザーブルームの魔道士は魔法と繋がるために生命の本質を必要とする。そして最も頻繁にその仕事を果たす生物は、単に害獣/Pestの名で呼ばれている。害獣はサンショウウオに似た、一般に刺激性の生物で、ウィザーブルームの呪文の魔力に速やかに溶け込む。ウィザーブルーム以外の魔道士のほとんどは、害獣を酷い生物だと考えている。害獣は不快で、シューッという声で鳴く、棘だらけの、訓練不可能な、躊躇なく噛みついてくる怪物だからだ。だがウィザーブルームの魔道士は害獣を連れ歩き、ペットとして溺愛することもしばしばだ――生命の本質の便利な源としても役立つペットとして。
キャラクター
- ベレドロス・ウィザーブルーム/Beledros Witherbloom - 創始ドラゴン/The Founder Dragonsの一体で、ウィザーブルームの創設者。
- ヴァレンティン/Valentin - 学部長/Deanを務める吸血鬼/Vampire。
- リセッテ/Lisette - 学部長を務める人間。
- セラフィナ・オニキス/Serafina Onyx - 新任の教授/Professor。正体はプレインズウォーカー/Planeswalkerのリリアナ・ヴェス/Liliana Vess。
- ダイナ/Dina - ドライアドの魔道生徒/Mage-student。
ゲームでの特徴
色は黒と緑。固有のクリーチャー・トークンは、「このクリーチャーが死亡したとき、あなたは1点のライフを得る。」を持つ黒緑の1/1の邪魔者。
生命を研究するフレイバーから、「ライフ」がテーマとなっている[1]。ライフを回復するものと、ライフを得たことを参照するものが多数存在する。また、生け贄関連のシナジーも豊富。
登場
登場作品・登場記事
- The First Lesson: Introduction to Strixhaven/初回授業:ストリクスヘイヴン入門(Feature 2021年2月18日 Blake Rasmussen著)
- Planeswalker's Guide to Strixhaven/プレインズウォーカーのためのストリクスヘイヴン案内(Feature 2021年4月1日 Doug Beyer and Ari Zirulnik著)
- The Chains That Bind/サイドストーリー第2話:束縛の鎖(Magic Story 2021年4月9日 Reinhardt Suarez著)
その他
- Witherbloomのwitherは「萎れる、枯れる」、bloomは「開花する」を意味する。
- ラヴニカ/Ravnicaのギルド/Guildが2色の理念の共通する部分に基づくのに対し、ストリクスヘイヴン/Strixhavenの大学は2色の理念の対立する部分に基づく。ウィザーブルームは生物学の大学であり、自然の方向を決めているのは生なのか(緑)、死なのか(黒)について内部対立がある[2]。
- Mark Rosewaterによれば、ウィザーブルームに当てはまる現実の大学の専攻科目は生物学、化学、解剖学、地質学、医学、農学、植物学、食品科学、動物学、気象学である[3]。
脚注
- ↑ In the Strixhaven, Part 2/『ストリクスヘイヴン』にて その2(Making Magic 2021年4月5日 Mark Rosewater著)
- ↑ In the Strixhaven, Part 1/『ストリクスヘイヴン』にて その1(Making Magic 2021年3月29日 Mark Rosewater著)
- ↑ Hi mark, I really enjoyed your list of witherbloom...(Blogatog 2021年3月29日)