スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
先制攻撃
クリーチャーでない呪文を唱えるためのコストは(1)多くなる。
アメジストのとげ/Thorn of Amethystを内蔵した伝説のクリーチャー。
2マナでパワー2の先制攻撃持ちであり、さらに人間・兵士であるため部族シナジーも得やすい。白ウィニーにすんなり採用できる高性能クリーチャー。しかしレジェンド・ルールの都合で1体しかコントロールできない点は、ウィニーとしてもシステムクリーチャーとしてもやや気になる弱点である。
登場時の環境には人間デッキといううってつけのデッキが存在する。これだけでは対戦相手の行動を完全に束縛することはできないが、多少展開を遅らせることができれば十分で、その間に速やかにビートダウンしてしまえばいい。ただし人間デッキ側も、装備品・町民の結集/Gather the Townsfolk・忘却の輪/Oblivion Ringなど、非クリーチャー呪文を使うことは意外と多く、状況によっては自分のほうも束縛されかねない。
効果的な相手には劇的に効くものの、伝説のカードである欠点が意外と大きいので、メタゲームによってサイドボード要員かメインデッキにも入れるか、というポジションがベター。ストームなどの呪文偏重型コンボデッキが常にメタの有力位置に存在するモダンやレガシーでは大活躍しており、白を選ぶ理由のひとつに数えられる。特にDeath & Taxesなどのヘイトベアー系統では伝説のクリーチャーであるにもかかわらずメインデッキから4枚投入されるほどの需要を持つ。
- 同じ能力を持つクリーチャーに輝きの乗り手/Glowriderがいる。比較してクリーチャーとしての性能は格段に向上しているが、伝説になったためコスト増加を重複させられない欠点も生まれている。
- エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonistと役割や性能がよく似ている。それぞれ差異はあるものの、アーティファクトを活用しないデッキでは、アーティファクト破壊に巻き込まれないサリアのほうを優先するケースが多い。
- 天使の運命/Angelic Destinyに描かれている女性と同じポーズかつそっくりな容姿をしている(イラスト)。アーティストは共にJana Schirmer & Johannes Voss。
- 2015年のワールド・マジック・カップ予選参加者に新規イラスト版のプロモーション・カードが配布された(参考 )。
- 大メダルのようなコストを減少させる効果が有る場合、まずサリアによるコストの増加が先に適用され、そこからコストの減少分が差し引かれる(CR:601.2f)。
関連カード
ストーリー
サリア/Thaliaはイニストラード/Innistradに住むアヴァシン教会/The Church of Avacynの聖戦士/Cathar。卓越した剣技と知略、そして勇気と慈愛の心を持ち、若くして月皇/Lunarchに仕える精鋭防衛部隊の隊長、通称「スレイベンの守護者/The Guardian of Thraben」となった。
詳細はサリア/Thaliaを参照。