Ladies' Knight
提供:MTG Wiki
WHISPERのルール文章および注釈文は最新のオラクルに未対応です。「プレイする」は「唱える」と読み替えてください。「女性用の衣服」の定義については下記#オラクルの変遷を参照。
女性に優しい、呪文のコストを減らしてくれるクリーチャー。だが女性専用でもなく、たとえ男性でも女装すれば恩恵は受けられる、というのが当初のデザインだった。
エラッタにより、何を女性用の服とするかは常識できな範囲であなたが定義できるようになったので、プレイヤーが女性である場合に着ている服が「女性が着るために特化」しているのかで揉めることは少なくなるだろう。
- 男性が女性用の下着を頭から被ってもコストは減るが、主催者に会場から叩きだされる。
- よく見るとイラスト背景にパーキング・メーターと駐車中のペガサスがいる。飛行持ちなのはこれのためだろうか?
- イラストでフェイジ/Phageに抱かれているのはイクシドール/Ixidorで、その左にいる女性はアクローマ/Akroma。うーん、奥が深い。そして、舞台は「ネビニラルのディスコ」。さらに奥が深い。
- にしても、イクシドールはフェイジに触れられて大丈夫なのだろうか?
- 名前は"Ladies' Night"のパロディ。女性が料金の割り引きサービスを受ける事が出来る、バーやクラブの販促イベントを指す。
フレイバー・テキスト
男性がビールをタダ飲みしようとしてLadies' Nightに「女装」して訪れるというバドライトのCMも元ネタになっているらしく、フレイバー・テキストも女装を匂わせるものになっている。
"I said ‘Put him in a core set, not a corset'"― Richard Garfield, Ph.D.
直訳すると以下のようになる。
「俺は『彼を基本セットに入れるんだ、コルセットを着せるんじゃなくてな』と言ったんだ。」― リチャード・ガーフィールド博士
Core Set(基本セット)とcorset(コルセット)をかけたシャレであるとともに、「in 服」で「~を着た」という意味になることともかかっている。
Whisper訳は「バンド」と「パンツ」をかけているが、シャレであること以外は全く違う文になっている。
「バンドは外そう」って言ったんだ。「パンツ」じゃない!― リチャード・ガーフィールド博士
- 上記直訳のとおり、後ろのダジャレまでがガーフィルド博士の発言である。シングルクォーテーションの閉じを見間違えた誤訳の可能性があるが、カギカッコの中が長くなるのを防ぐ意訳かもしれない。
オラクルの変遷
銀枠にもオラクルが導入されたことにより、注釈文による「女性用の衣服」の定義が印刷時から変更されている。
印刷時は「女性が着るために特化してデザインされた」服としていた。
旧オラクル
Ladies' Knight (3)(白)クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
飛行
女性用の衣服を少なくとも1つ身につけているプレイヤーが呪文をプレイするためのコストは(1)少なくなる。(女性用の衣服とは、女性が着るために特化してデザインされたものである。)
詳しい時期は不明だが、Gatherer内で注釈文が以下のように変更された。理由は明かされていないが、以下の点が問題であったと思われる。
- パンツスタイルや男女共通のユニフォームなど、女性が着ることが常識的に認められているが、「女性が着るために特化して」デザインされた服かどうかが不明瞭な場合に問題となる。
- 男性が女性用の服を着るのは奇異に思われるが、その逆はそれほどでもないという非対称な社会通念があり、このカードにおいてはそれが女性プレイヤーに不利となる。
- このような定義づけは「男性らしさ」「女性らしさ」の強要であり、ジェンダー・フリーが浸透した時代に合わないものである。
*
Ladies' Knight (3)(白)クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
飛行
女性用の衣服を少なくとも1つ身につけているプレイヤーが呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。(あなたは、あなたが適当だと思った服を女性用の衣服と定義してよい。合理的に考えよう。)
この変更により、何が女性用の衣服かを柔軟に決めることができるようになった。
- 何を女性用の衣服とするかはあなた、すなわちLadies' Knightのコントローラーが定義してよい。しかし、「合理的に考えよう/Be reasonable」とされているので、周囲のプレイヤーと相談の上参加者が不快にならないように決めたい。