スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
プロテクション(人間(Human))
1点のライフを支払う,他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:クリーチャー最大1体を対象とする。それの上に-1/-1カウンターを1個置き、カードを1枚引く。
(黒)(黒),カード1枚を捨てる:増殖を行う。(望む数のパーマネントやプレイヤーを選び、その後すでにそこにあるカウンター1個につき、そのカウンターをもう1個与える。)
長年カード化を望まれていた機械の始祖、ヨーグモスがモダンホライゾンにて満を持して登場。スラン帝国で医師をしていた時の若い姿であり、プロテクション(人間)とその頃に行っていた非道な実験を彷彿とさせる起動型能力を持つ。
プロテクション(人間)は基本的に除去耐性にはなりにくいが、人間は最も数が多いクリーチャー・タイプであり、強力なカードも多い。戦闘においてそれらに優位に立てることで少なからず助けられることもあるだろう。
1つ目の起動型能力はライフとクリーチャーを犠牲にした除去兼ドロー。1点のライフこそ必要なものの、マナやタップが不要で起動できるのはこの手の能力としては破格。全体除去を撃たれた場合などでも、死にゆくクリーチャーをまとめてドローに変換できる。除去機能に関しては1回の効果自体は小さいが-1/-1カウンターという形で修整が蓄積されていくため、除去しきることができなくとも長く戦場に影響を及ぼすことができる。カウンターを置く対象は「最大1体」なので対戦相手のクリーチャーがいない場合でも問題なく起動できるが、ヨーグモス自身を生け贄に捧げることはできないので注意。
2つ目の起動型能力は増殖。手札1枚のコストは安くはないものの上記の能力とは相性がよく、バラまいた-1/-1カウンターと増えた手札を有効に活用できる。
総じて強力なシステムクリーチャーであり、アリストクラッツやトークンを並べるデッキであれば生け贄要員を確保しやすく、古代スラン帝国を滅ぼしたその手腕を存分に振るうことができるだろう。サイズはやや物足りないが、稲妻/Lightning Boltをはじめとした3点火力を耐えられるタフネスは長く戦場に残したいシステムクリーチャーとして評価できる。
- アモンケット・ブロックのカードは-1/-1カウンター絡みのギミックが多く、相性がよい。スカラベの巣/Nest of Scarabsや毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisonsは除去を行う度に生け贄要員を用意してくれるため特に好相性。
- 生物実験を行い(クリーチャーを生贄)、疫病に感染させ(-1/-1カウンター)、それを蔓延させる(増殖)と背景ストーリーに非常にマッチした能力を持つ。
関連カード
サイクル
モダンホライゾンの単色の伝説のクリーチャーサイクル。稀少度はレアか神話レア。
- ウェザーライトの艦長、シッセイ/Sisay, Weatherlight Captain
- 最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer
- スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician
- パシャリク・モンス/Pashalik Mons
- 熊の女王、アイユーラ/Ayula, Queen Among Bears
ストーリー
詳細はヨーグモス/Yawgmothを参照。