金のガチョウ/Gilded Goose
提供:MTG Wiki
クリーチャー — 鳥(Bird)
飛行
金のガチョウが戦場に出たとき、食物(Food)トークンを1つ生成する。(それは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)
(1)(緑),(T):食物トークンを1つ生成する。
(T),食物1つを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。
食物を餌にしてマナを生み出す鳥。食物・トークンを生成するETB能力とタップ能力も持つ。
極楽鳥/Birds of Paradiseを彷彿とさせる、マナ・コストが(緑)でパワーが0で飛行を持つマナ・クリーチャー。食物をリソースとして使用するため1回マナを出すとタイムラグが発生してしまうが、他に食物の生成手段を用意することで柔軟な立ち回りが可能で、マナが浮いてくる後半は毎ターン3点のライフを得られるエンジンとなる。タフネス2も序盤から立たせられるブロッカーとして地味に優秀。
スタンダードではローテーション落ちしたラノワールのエルフ/Llanowar Elvesの穴を埋める、2ターン目に3マナ圏へジャンプできるマナ・クリーチャー。特に王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsに繋ぐパターンが強力。オーコの食物・トークンでマナを生み出したり、自身が生成したトークンをオーコの能力でクリーチャー化、あるいはコントロール交換の種にしたりといった具合にお互いの能力が絶妙に噛み合うのも特徴。
下環境では極楽鳥との直接比較となる。
比べてみると食物の供給無しには継続してマナを生み出せない一方、マナフラッド受けとなるマナ・クリーチャーという独自性、マナをライフに変換する能力に1点火力への耐性とこちらの強みも多い。
長期戦を睨むデッキなら極楽鳥と併用、場合によっては差し替えも検討できる性能。
開発秘話
モチーフは、グリム童話『黄金のがちょう』。意地悪な兄二人と違って小人に弁当を分けてやった親切な弟は、黄金のガチョウを手に入れ、最終的にはお姫様と結婚することになる。
展望デザインでは、金箔付け/Gildなどと同じ「金/Gold」という名前のトークンを生成する起動型能力を持っており、繰り返しマナを生み出すため、飛行持ちでありながら例外的に緑となった。しかしセット・デザインで食物がセットに加わると、アーティファクト・トークンの重複を避けるために食物・トークンを生成するように変更され、さらに最初のデザインと合わせるため食物をマナに変換する能力が追加された[1]。
- イラストには黄金の卵が描かれており、イソップ寓話『ガチョウと黄金の卵』も混じっているものと思われる。エルドレインの王権には同じモチーフの黄金の卵/Golden Eggも存在する。