緑青黒コントロール

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緑青黒コントロール(Green-Blue-Black Control)は、緑青黒の3で組まれるコントロールデッキ

目次

概要

主に、青黒コントロールに、攻撃手段であるを足す形で組まれることが多い。他に緑を使う利点としては、アーティファクトエンチャントなど青黒では対処できないパーマネントに対応できるという利点も挙げられる。また、インベイジョン・ブロックラヴニカ・ブロック対抗色の強力な多色カードが多数登場したため、それらを活用する目的でも組まれる。

緑のマナ加速ドローを使用できるので、3色の不安定なマナ基盤を安定させることも可能である。

タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期

黒緑タッチミッドレンジないしコントロール系のデッキが存在する。



破滅の道/Ruinous Path衰滅/Languishなどの除去呪文で盤面をコントロールしつつ、森の代言者/Sylvan Advocate不屈の追跡者/Tireless Trackerゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghetといった中マナ域のクリーチャーを攻防に回して戦う。青のカードとしては主に龍王シルムガル/Dragonlord Silumgarシルムガルの命令/Silumgar's Commandが採用される。

サンプルレシピ

Sultai Midrange [1]
土地 (26)
5 沼/Swamp
1 島/Island
4 風切る泥沼/Hissing Quagmire
5 森/Forest
4 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
1 伐採地の滝/Lumbering Falls
4 進化する未開地/Evolving Wilds
2 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
クリーチャー (19)
2 龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar
2 ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet
3 巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer
4 森の代言者/Sylvan Advocate
2 ギトラグの怪物/The Gitrog Monster
4 不屈の追跡者/Tireless Tracker
2 棲み家の防御者/Den Protector
呪文 (15)
3 衰滅/Languish
3 破滅の道/Ruinous Path
2 闇の掌握/Grasp of Darkness
4 究極の価格/Ultimate Price
3 ニッサの誓い/Oath of Nissa
サイドボード (15)
1 衰滅/Languish
1 破滅の道/Ruinous Path
2 棲み家の防御者/Den Protector
3 強迫/Duress
4 死霧の猛禽/Deathmist Raptor
2 悪性の疫病/Virulent Plague
2 死の重み/Dead Weight


テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期

スゥルタイコントロール(Sultai Control)と呼ばれる黒緑青コントロールデッキが存在する。



基本的な構成は同環境青黒コントロールと同じ。大きく異なる点は墓地肥やし要員兼チャンプブロッカーサテュロスの道探し/Satyr Wayfinderの存在で、時を越えた探索/Dig Through Time残忍な切断/Murderous Cutといった探査呪文があちら以上に使いやすくなっている。また、スゥルタイの魔除け/Sultai Charm荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Waveなどの強力な多色カードを採用できるのもを足すメリットと言える。

タルキール覇王譚参入直後は目立った成果を上げることはできなかったが、運命再編から命運の核心/Crux of Fate精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragonを獲得したことで、メタの一角に浮上した。

サンプルレシピ

Sultai Control [2]
土地 (25)
2 島/Island
3 沼/Swamp
2 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
4 華やかな宮殿/Opulent Palace
4 汚染された三角州/Polluted Delta
2 欺瞞の神殿/Temple of Deceit
4 疾病の神殿/Temple of Malady
1 神秘の神殿/Temple of Mystery
2 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
クリーチャー (4)
4 サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder
呪文 (31)
2 精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon
1 頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator
2 悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver
2 荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave
3 思考囲い/Thoughtseize
2 命運の核心/Crux of Fate
1 宝船の巡航/Treasure Cruise
4 胆汁病/Bile Blight
4 時を越えた探索/Dig Through Time
2 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
4 英雄の破滅/Hero's Downfall
1 残忍な切断/Murderous Cut
3 スゥルタイの魔除け/Sultai Charm
サイドボード (15)
2 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
2 黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang
3 ラクシャーサの死与え/Rakshasa Deathdealer
1 信者の沈黙/Silence the Believers
2 否認/Negate
2 ファリカの療法/Pharika's Cure
2 悲哀まみれ/Drown in Sorrow
1 リリアナ・ヴェス/Liliana Vess


テーロス・ブロック構築

ニクスへの旅疾病の神殿/Temple of Maladyマナの合流点/Mana Confluenceが登場したことで、緑青黒ミッドレンジないしコントロール系のデッキが組まれるようになった。



環境に多数存在する、森の女人像/Sylvan Caryatidクルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphixを用いた系ミッドレンジの1つ。これは2・3目をにしたことで、黒の優良除去予知するスフィンクス/Prognostic Sphinx荒野の収穫者/Reaper of the Wildsといった対処の難しいクリーチャー悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Waveといった優秀なプレインズウォーカーを採用できるようになっている。

プロツアー「ニクスへの旅」ではChannel Fireballのメンバーらが使用したことで使用率4位となり(参考/翻訳)、Top8に3人を送り込んだ。

サンプルレシピ

BUG Control [3]
土地 (24)
5 森/Forest
1 島/Island
1 マナの合流点/Mana Confluence
5 沼/Swamp
4 欺瞞の神殿/Temple of Deceit
4 疾病の神殿/Temple of Malady
4 神秘の神殿/Temple of Mystery
クリーチャー (12)
4 クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix
4 予知するスフィンクス/Prognostic Sphinx
4 森の女人像/Sylvan Caryatid
呪文 (24)
2 胆汁病/Bile Blight
1 解消/Dissolve
4 英雄の破滅/Hero's Downfall
3 信者の沈黙/Silence the Believers
4 思考囲い/Thoughtseize
2 霊気のほころび/Unravel the AEther
4 悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver
4 荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave
サイドボード (15)
1 胆汁病/Bile Blight
1 闇の裏切り/Dark Betrayal
1 解消/Dissolve
3 悲哀まみれ/Drown in Sorrow
1 死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead
2 夢の饗宴/Feast of Dreams
3 反論/Gainsay
1 精神的な介入/Psychic Intrusion
1 骨読み/Read the Bones
1 信者の沈黙/Silence the Believers


ラヴニカ・ブロック構築

ラヴニカ・ブロック構築での緑青黒コントロールは、シミックの空呑み/Simic Sky Swallower骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampireなどの強力なフライヤーを主体にしたデッキ



除去カウンターで序盤をしのぎ、遥か見/Farseek印鑑バウンスランドなどから大型のフライヤーを高速で展開勝利する。

フィニッシャー被覆を持つシミックの空呑みが務める。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (13)
3 骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire
3 モロイ/Moroii
3 シミックの空呑み/Simic Sky Swallower
4 木彫りの女人像/Carven Caryatid
呪文 (24)
2 地底街の手中/Clutch of the Undercity
3 化膿/Putrefy
2 複写作成/Mimeofacture
3 シミックの印鑑/Simic Signet
2 よじれた正義/Twisted Justice
4 虚空粘/Voidslime
4 遥か見/Farseek
4 横揺れの増長/Rolling Spoil
土地 (23)
4 森/Forest
5 島/Island
3 沼/Swamp
4 繁殖池/Breeding Pool
4 草むした墓/Overgrown Tomb
3 ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm
サイドボード
3 最後の喘ぎ/Last Gasp
4 夜の飾り紐/Ribbons of Night
4 拘束+決心/Bound+Determined
1 シミックの成長室/Simic Growth Chamber
2 詩神の器/Muse Vessel
1 不同の力線/Leyline of Singularity

神河ブロック期

神河ブロック期のスタンダードでは、けちな贈り物/Gifts Ungivenを使用したけちコントロールが登場。



桜族の長老/Sakura-Tribe Elder木霊の手の内/Kodama's Reachマナ加速し、けちな贈り物で必要なカードサーチする。

もとは神河ブロック構築発祥のデッキだが、他にも様々なバリエーションがある。

インベイジョン・ブロック期

インベイジョン・ブロック期のスタンダードでは、アポカリプスの強力な対抗色多色カードを活用したデッキが登場。



初期には、魂売り/Spiritmongerフィニッシャーにしたパーミッションであるカウンターモンガーが活躍。

オデッセイ・ブロック参入後は、サイカトグ破滅的な行為/Pernicious Deedを足したサイカディードも登場した。

エクステンデッド(未来予知後)

相殺/Counterbalance師範の占い独楽/Sensei's Divining Topのソフトロックコンボを利用した相殺コントロールフィニッシャーとしてタルモゴイフ/Tarmogoyfを使用したCounterTop-Goyfが登場、未来予知後のプロツアーヴァレンシア07を制した。



のちに師範の占い独楽/Sensei's Divining Topエクステンデッド禁止カードに指定されるまでメタゲームの一角を担い続けた。

エクステンデッド(ラヴニカ:ギルドの都後)

ラヴニカ:ギルドの都参入に伴うローテーション後のエクステンデッドでもこのコントロールデッキが活躍している。

プロツアーロサンゼルス05では、サイカトグ発掘ギミックを組み込んだ発掘サイカトグが活躍。



また、The Rockを足してけちな贈り物/Gifts Ungivenを加えたけちマルカも登場した。



この時期の活躍の要因としては、ラヴニカ・ブロックでのショックランド登場によりマナ基盤の安定性が高まったことも大きい。

エクステンデッド(デュアルランド期)

デュアルランド時代のエクステンデッドには、破滅的な行為/Pernicious Deedによるボードコントロールを核としたパーミッショングッドスタッフデッキカウンターディードが存在した。



詳細はカウンターディードを参照のこと。

レガシー

エクステンデッドと同様、相殺コントロールフィニッシャータルモゴイフ/Tarmogoyfを採用したCounterTop-Goyfが活躍している。



ラヴニカへの回帰で相殺の天敵突然の衰微/Abrupt Decayが登場してからは、逆にこれを採用してグッドスタッフ的に纏めた対応力の高いコントロールデッキに変化した。


その中でもカウンターを極限まで減らし、続唱ギミックでカード・アドバンテージを狙うBUG Cascadeが結果を残している。

参考

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