4枚制限ルール
提供:MTG Wiki
4枚制限ルール(four-card limit、"four-of" rule)は、総合ルールに定められているデッキ構築の制限の俗称である。
「構築デッキは、任意の枚数の基本土地カードと、特定の英語名ごとに4枚以下の基本土地以外のカードからなる。」というもの。
- マジック・イベント規定では、デッキ構築の別の制約も定義されている。
- 構築およびエターナルにおいて、特殊タイプとして基本を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、1人のプレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。
- 制限カードは1枚しか入れてはいけない。禁止カードは1枚も入れてはいけない。
- 双頭巨人戦とチーム戦の「共同デッキ構築規定」の旧ルールでは、「特殊タイプとして基本を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、チームの全プレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない」であったが、ワールド・マジック・カップ16大会ルール発表と同時に施行されたルール変更では、「基本土地以外の、(英語版のカード名に直して)同名のカードは同名のカードは1人のデッキ(サイドボードも含む)にしか使用する事が出来ない。」に変更された。
- リミテッドにはこの制限は存在しない。しかし、同じカードを5枚以上取れなければ特に意味はない。
- 執拗なネズミ/Relentless Rats、影生まれの使徒/Shadowborn Apostle、ネズミの群棲/Rat Colonyはこのルールを無視できる。
- マジック黎明期はこのルールはなく、稲妻/Lightning Boltと山/Mountainだけのデッキや、チャネルボールなんてのも存在したと言われるが、ある意味都市伝説の類とされている。コンピューターゲームの一部でも4枚制限がないものもあり、特にリスクも無く1ターンキルが発生するデッキが作れてしまう。Magic Onlineではフリーフォームが該当する。
- トーナメントを除けば、ルールブックに記載されるようになったのは第6版からである。これ以前は、トーナメント外ではライブラリーも最低40枚というルールだった。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方
- 100 原則
- 100.2 ゲームをするにあたって、各プレイヤーは、自分の、定形のマジックのカードで作られたデッキと、トークンやカウンターを示す小さな物、ライフの総量をはっきり示す方法、を必要とする。
- 100.2a 構築環境(各プレイヤーが自分のデッキを作っておいて持ち寄るという遊び方)では、各デッキの最小枚数は60枚である。構築 デッキは、任意の枚数の基本 土地・カードと、特定の英語名ごとに4枚以下の基本 土地以外のカードからなる。デッキ 構築に関しては、互換の名前を持つカードは同一の英語名を持つ(rule 201.3 参照)。
- 100.2b リミテッド環境(各プレイヤーが未開封のブースター・パックなどのマジックの製品を一定量受け取り、それと基本 土地・カードだけを用いて会場内で自分のデッキを組むという遊び方)では、各デッキの最小枚数は40枚である。リミテッドにおいては、その製品に含まれていたものであるかぎり、同じカードを何枚デッキに入れても問題ない。
- 100.2c 統率者戦のデッキは追加のデッキ 構築の制限に従う。rule 903〔統率者戦〕参照。
- 100.2d 一部のフォーマットやカジュアル・プレイでは、プレイヤーに定形外のマジックのカードの補助デッキを使うことが認められている(rule 108.2a 参照)。それらの補助デッキにはそれぞれのデッキ 構築ルールが存在する。rule 717〔アトラクション・カード〕、rule 901〔プレインチェイス戦〕、rule 904〔アーチエネミー戦〕参照。
- 100.2 ゲームをするにあたって、各プレイヤーは、自分の、定形のマジックのカードで作られたデッキと、トークンやカウンターを示す小さな物、ライフの総量をはっきり示す方法、を必要とする。
- 100 原則