アンティキティー戦争/The Antiquities War
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テリシア/Terisiareで始まり、その後のドミナリア/Dominariaの歴史を大きく変えた兄弟戦争/Brothers' Warを描いた英雄譚。アーティファクトに関連した2つの章能力を持つ。
- I,II-
- 限定的なアーティファクトサーチ。
- ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolasの+1忠誠度能力とほぼ同じ効果。5枚掘り下げるのでサーチ力も低くなく、IIまで進めばカード・アドバンテージが得られる可能性がある。
- III-
- あなたのコントロールするアーティファクトを、1ターンのみ5/5のクリーチャー化する。
- 求道者テゼレット/Tezzeret the Seekerの-5忠誠度能力と同じ効果。下準備が必要な上に誘発のタイミングが選べないという欠点があるものの、マナ・コストに対して得られる打点がかなり大きく、忠誠度を減らすことが比較的容易なプレインズウォーカーの奥義と比べて妨害も難しいため、対戦相手にとっては大きなプレッシャーとなる。
構築では、軽量アーティファクトや、宝物などの生成しやすいアーティファクト・トークンを使用した専用デッキで運用することになるだろう。4マナというマナ・コストや、III章まで時間を要する点から、コントロールデッキでの使用が最適か。登場時のスタンダードにはアーティファクトをテーマとして扱ったカラデシュ・ブロック、宝物を扱ったイクサラン・ブロックが同居しているのが追い風。
ストーリー
アンティキティー戦争/The Antiquities Warとは「古代遺物の戦争」という意味で兄弟戦争/Brothers' Warのことであるが、ドミナリアの住人のほとんどはこの戦争を「アンティキティー戦争」と呼んでいる(またあえてアンティキティーという名を使うことで、新たなプレイヤーにエキスパンションの名前を覚えてもらう意味もある)[1]。
共に優れた工匠であったウルザ/Urzaとミシュラ/Mishraはお互いの持つパワーストーン/Powerstoneを巡って諍い始め、やがて発掘によって獲得したスラン/Thranの技術を使った兵器ドラゴン・エンジン/Dragon Engineまで投入した大戦争へ発展してしまう。
- イラストには、WeakstoneとMightstone(中央)、コイロスの守護者/Guardians of Koilos(左下)、ドラゴン・エンジン/Dragon Engine(右下)が描かれている。
- 兄弟戦争の記録は書物としてアルガイヴ/Argiveに広く伝わっており、その書名も「The Antiquities War」である。ウルザの妻であるカイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog王女によって著された。
脚注
- ↑ Stories from Dominaria, Part 1/『ドミナリア』での話 その1(Making Magic 2018年4月16日 Mark Rosewater著)
参考
- アンティキティー(エキスパンション)
- カード個別評価:ドミナリア - レア