航空船に忍び寄るもの/Skyship Stalker

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火吹き能力をはじめとして、赤マナを起動コストに様々な自己強化を行える中型のドラゴン。チビ・ドラゴン/Dragon Whelpおよび焼炉の仔/Furnace Whelpの上位互換。

雷破の執政/Thunderbreak Regentには及ばないものの、ノーペナルティの4マナ3/3というだけでも赤単色のフライヤーとしては希少な存在。唱えた次のターンからはパワー5以上で殴る事ができるため打撃力も高く、パワー強化と噛み合ったほかの能力によって、速攻による奇襲性と先制攻撃による安定性も備えた、応用力のあるアタッカーとして運用が見込める。ただし、性能をフルに発揮するためには従来以上に赤マナの捻出が重要となってくる。赤単色とはいかないまでも、デッキのマナ基盤は2色ベースまでで纏めておきたいところ。

テンポを喰う能力の割に除去耐性が低いという欠点は変わっておらず、スタンダードの赤絡みのアグロは赤緑エネルギーや赤白機体、黒赤ビートダウンなどの軽量カードでテンポよくライフを削っていくタイプが主流ということもあって、構築での適した居場所は見出せていない。

• 火を吹くドラゴンとしてはマナ・コストやサイズなどが、ドラゴンの雛/Dragon Hatchlingとシヴ山のドラゴン/Shivan Dragonのちょうど中間といったポジション。
• ダブルシンボルというのを踏まえても火吹きドレイク/Spitting Drakeやホタル/Fireflyと比べて隔世の感がある。また、上位下位の関係ではないが、火炎の精/Flame Spiritや砂岩の戦士/Sandstone Warriorなどと比べても、かなりコスト・パフォーマンスが強化されているのが見て取れる。
• カラデシュのBOX特典カードとしてブースターBOX購入者にイラスト違いのプレミアム・カードが配布された。

参考

• 『カラデシュ』のパッケージとプロモカード、プレインズウォーカーデッキ（Feature 2016年9月6日）
• カード個別評価：カラデシュ - レア