守護フェリダー/Felidar Guardian
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クリーチャー — 猫(Cat) ビースト(Beast)
守護フェリダーが戦場に出たとき、あなたがコントロールする他のパーマネント1つを対象とする。あなたはそれを追放してもよい。そうしたなら、その後そのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
1/4瞬速をもっていないため防御的には使えないが、パーマネントのカード・タイプを問わず明滅できるため、他のCIP能力の再利用、プレインズウォーカーの忠誠度能力の連続起動、土地を明滅させて1マナ浮かせるなど、汎用性は高い。
サヒーリ・ライ/Saheeli Raiと組み合わせれば速攻持ちの無限トークンが成立する。スタンダードでの2枚即死コンボは欠片の双子を思い起こさせる。環境初期からこの2枚をパッケージしたサヒーリコンボがメタに登場している。
リミテッドではアドバンテージを失わずに紛争条件を達成したり、光に目が眩む/Caught in the Brightsや飛行機械による拘束/Thopter Arrestの対処先を変更したりと使い道は広い。前述のサヒーリコンボもカードプール運が良ければ可能であり、グランプリの舞台で決まった例もある[1]。
開発秘話
ブリンク系のカードは用途が広く便利な反面、コンボの種になるということで開発の段階で十分注意されるのが常である。守護フェリダーについてはこれ自身が2枚ともう1枚のカード(例えば敬虔な福音者/Pious Evangel)の合計3枚で無限コンボが成立することは考慮されたものの、危険ではないと考えられていた。しかしサヒーリ・ライの存在を見落としており、有用カード2枚で成立する強力なコンボがスタンダード環境に放たれてしまったのである。Sam Stoddardはもし開発段階で気が付いていれば、能力の対象を「クリーチャーかアーティファクト」に限定していただろうと語っている[2]。
脚注
- ↑ Top 5 Moments of Grand Prix Prague 2017(グランプリプラハ17 イベントカバレージ)
- ↑ M-Files: Aether Revolt, Part 1/Mファイル『霊気紛争』編・パート1(Latest Developments 2017年2月3日 Sam Stoddard著)