対消滅
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対消滅(ついしょうめつ、Annihilation)は、かつてのレジェンド・ルールおよびプレインズウォーカーの唯一性ルールにより、複数のパーマネントが同時に墓地に置かれることを示した俗称。
解説
神河物語でレジェンド・ルールが変わってから使われ始めた用語である。
初期のレジェンド・ルールでも「対消滅」といえる状況は有り得たのだが、同名の伝説のパーマネントが生ける屍/Living Deathや実物提示教育/Show and Tellなどで「全て同時に」戦場に出ないと起こらなかったため、それほど起きるものではなかった。
神河物語発売から基本セット2014が発売する前までのルールでは、同名の伝説のパーマネントでありさえすれば対消滅させることができたので、対戦相手とデッキの構成が似ている場合、相手の伝説のパーマネントを狙って墓地送りにすることができた。また、構成が違うデッキであってもコピー効果を使えば対消滅を狙えるため、ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifterや幻影の像/Phantasmal Imageで道連れにするプレイングは頻繁に利用された。また、対処の難しいプレインズウォーカーに対しても対消滅させることは有効な対策であった。実際に精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorへの対策として1マナ軽いジェイス・ベレレン/Jace Belerenが投入されることがあった。
基本セット2014発売に伴い、レジェンド・ルールおよびプレインズウォーカーの唯一性ルールのルールが変更され、複数のプレイヤーが同じ名前の伝説のパーマネント1つずつと、同じプレインズウォーカー・タイプのプレインズウォーカーを1体ずつをコントロールできるようになったため、上記の「対戦相手と自分とでの対消滅」は不成立となった。同一プレイヤーのコントロール下で同名または、同プレインズウォーカー・タイプのパーマネント3つ以上が同時に戦場に出ない限り「対消滅」と言える状況は発生しなくなり、実質上死語となったといえる。
その他
- 本来は物理学用語である(参考→Wikipedia:ja:対消滅)。
- 英語名が似ているが、滅殺/Annihilateやキーワード能力の滅殺(Annihilator)とは関係ない。
- 日本語/英語ともに読みが間違われやすい。
- 「たいしょうめつ」ではなく「ついしょうめつ」である。英語の読みは「アナイアレイション」が近い。