青
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マジック・ザ・ギャザリングにおける色の一つ。
狡猾の色で水や空気、精神・知識・文明を表す。
コンボ色・コントロール色が強く、ドロー、バウンス、カウンターの三本柱を代表に、ライブラリー操作、タップ・アンタップ、文章変更効果、パーマネントのコントロール奪取などが他の色の性能と比べて抜群に良い。
上記のどの要素もカードの強さや、相手の戦力を無視するものがほとんどのため、常にマイペースな戦略をとることができる。
しかし、基本的にパーマネントを直接破壊することは非常に困難。
不可能と思ってよい。
主なクリーチャー・タイプには鳥やウィザードなどがある。
かつては青の種族といえばマーフォーク(人魚)だったが、オンスロート・ブロックの部族テーマを期に考え直された結果、人魚のカードは作られなくなっていた。
しかし時のらせんブロック以降はスタンダード環境に復帰、第10版では多くのマーフォークが再録された。
更にローウィンでは主要部族の1つとなった。
コントロール力が強いのと引き替えにクリーチャーの戦闘能力は弱く設定されていて、中軽量クリーチャーのP/Tはコストの割に小さく、一方で巨大クリーチャーには強烈なデメリットが付けられてしまっている。
カード・タイプを参照するサイクルではインスタントを割り当てられることが多い。
また、アーティファクトと相性が良く、関連するカードが多い。
- 無意味に重い呪文が多い。→ 参考:各種カードランキング
- 昔は放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer(ティム)などでタフネス1のクリーチャーを破壊できたし、さらに昔には心霊破/Psionic Blast、Psychic Purge、Baki's Curseといった火力呪文も存在した。
- オンスロートや第8版以降、青の十八番だったものの一部が他の色に移行している。
ティム能力は完全に赤のものとなり、一時的なクリーチャーのコントロール奪取や呪文の対象移し変えも赤に移動した。 軽量飛行や、プロパガンダ/Propagandaのような攻撃制限の能力も、白に移った。
- 以前は黒や一部の緑に存在した、クリーチャーのパワー(のみ)を下げる能力は、神河救済以降、青のものとなった。
- 昔は海洋生物を表す巨大なクリーチャーが多かった(そしてそのほとんどは生息条件などで攻撃が制限され、強烈なアンタップ・コストやアップキープ・コストが課せられていた)が、最近はそこそこの効率を持つ飛行持ち大型クリーチャーが多くなった。
- アルファベットの略号は、他の色は英語名の頭文字なのに青(BLUE)だけは3文字目の「U」。これは黒(BLACK)と土地(LAND)との重複を避けるため。→色
- 日本人が好きな色とよく言われる。
- 禁止カードがやたらに多い色でもある。
パワー9の三枚を筆頭に、時のらせん/Time Spiral、修繕/Tinkerと挙げればキリがない。 これはサーチとドローに長けた色であるためパワーバランスの調整が難しく、また精神力/Mind Over Matterや精神の願望/Mind's Desireといった強烈なコンボパーツが多数存在することが原因となっている。