大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite
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伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)
警戒
あなたがコントロールする他のクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは-2/-2の修整を受ける。
白の派閥の法務官。自分のクリーチャーにプラス修整、対戦相手のクリーチャーにマイナス修整を与える。
プラス修整の方はウィニー向けの効果だが、ノーン自身が重いので、若干噛み合わない。特筆すべきは白には珍しいマイナス修整の方で、小型クリーチャーに対して強烈な除去能力となり、回避能力こそ持たないが攻撃を通しやすい。大型クリーチャーが生き残ったとしても、二回りも小さくなっているので、戦闘での撃破は困難だろう。警戒を持つこともあいまって、クリーチャー戦における制圧力は圧倒的である。
タフネスの高さ以外はなんの除去耐性も無いが、戦場に出た時点で対戦相手のタフネス2以下のクリーチャーを除去できるため、すぐに除去されても相手によっては十分元は取れる。特に登場時のスタンダードでは軽量クリーチャーやトークンを利用したウィニーがメタゲームの中心にいるため、非常に強力。
ただ同時に、非常に早い環境であるため、普通に唱えるには7マナの重さが厳しい。そのため、リアニメイトや出産の殻等の、その重さを解決できるデッキでの採用が多い。モダンでは白系のウルザトロンで、エターナルではリアニメイトやフリゴリッドで、スタンダード落ち後もじわりと活躍している。
リミテッドでは間違いなく最強クラス。特に低マナ域のクリーチャーを集めたウィニー系のデッキを構築している場合は、たとえこのカードを除去しても戦場の均衡が崩れてゲームを落とすことが多い。
- 1人のプレイヤーが2体目を戦場に出すとレジェンド・ルールが適用され1体だけ残るが、一時的に2体同時に戦場に存在しているため、対戦相手のクリーチャーに-4/-4修整を与えることができる。このため、レジェンド・ルール適用の際の状況起因処理のチェック時に、対戦相手のタフネスが4以下のクリーチャーは道連れにできる。
- スタンダードで共存できる期間は短いがエルドラージ覚醒のエルドラージ・落とし子とは相性がよく、ノーンが出るまではマナ加速、出た後はフィニッシャーの一角として活躍できた。ただ、当時はこのカードの評価も低く、そういったデッキはあまり見かけられなかった。
関連カード
サイクル
新たなるファイレクシアのファイレクシアン・法務官サイクル。いずれも神話レアの伝説のクリーチャーであり、コントローラーに利益を与える能力と、対戦相手に不利益を与える能力を併せ持つ。2つの能力は対称的な効果となっている。
- 大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite
- 核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur
- 囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One
- 隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden
- 飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger
ストーリー
詳細はエリシュ・ノーン/Elesh Nornを参照。
参考
- Praetor not Predator/法務官、捕食者にあらず(Command Tower、文:Adam Styborski)
- 壁紙 (WotC,八段目)
- カード個別評価:新たなるファイレクシア / ファイレクシア陣営 - 神話レア
- カード個別評価:モダンマスターズ2015 - 神話レア