スリヴァー

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2013年7月10日 (水) 12:05時点における古橋のぶゆき (トーク | 投稿記録)による版
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スリヴァー/Sliverは、クリーチャー・タイプの1つ。

「Sliver」は和訳すると「細長い小片、裂片」とか「鋭く切り裂く」といった意味で、容姿もナイフの切っ先のような頭と鉤爪を持っている。雌雄同体である。



テンペスト・ブロックで初めて登場し、その後レギオンスカージ時のらせんブロック基本セット2014で復活している。

時のらせんまでは全てのに同数ずつ存在していたが、次元の混乱ではに1枚多く存在するため、バランスが崩れてしまった。単色以外に、2色や無色アーティファクト・クリーチャー)のものもおり、さらには数少ない5色カードのうちの3枚、スリヴァーの女王/Sliver Queenスリヴァーの首領/Sliver Overlordスリヴァー軍団/Sliver Legionを擁する。

一般にスリヴァーは、スリヴァー同士で同じ能力を共有するという能力を持つ。基本的に単体では小粒で、群れを成すことで強力になる。修整値計算が重複する場合が多いので計算しやすくするためか、パワータフネスの値が等しいという共通点も持つ。大半のカード名が、英語では1語に続く「_____ Sliver」、日本語では漢字2文字に続く「○○スリヴァー」という形式で統一されているのも特徴。テンペスト・ブロックではマナ・コストサイズサイクルで完全に統一されていたが、再登場を重ねるにつれ、その統一感は崩されつつある。

  • 意外にも畏怖土地渡りなど、基本的な能力でいまだそれを付加するものがデザインされていないものもある。
  • 回避能力を共有するスリヴァーは複数存在するが、スリヴァーによるブロックを回避できるのは護法スリヴァー/Ward Sliverのみである。
    • このことからも想像できるが、上記の畏怖や土地渡りが出ないのは、スリヴァーはスリヴァーを回避できない、という構図を保ちたいからだと思われる。プロテクションは回避能力としての側面が弱いのでよいが、畏怖や土地渡りという直球な回避専用キーワード能力はよろしくない、ということである。
  • 「すべてのスリヴァー・クリーチャーは~」と書かれたもの(P/T修整やクリーチャー専用能力を共有するもの)と、「すべてのスリヴァーは~」と書かれたものがある。後者(水晶スリヴァー/Crystalline Sliver羽軸スリヴァー/Quilled Sliverなど)は、クリーチャーでない部族パーマネントにも能力を付与することができる。
  • たまにsilver(銀)と誤読される。活性スリヴァー/Quick Sliverの英名はそれを利用した言葉遊びである(「Quicksilver(水銀)」とかけている)。
  • テンペスト発売当時は日本語版が同時発売でなかったため、"Sliver"の読み方がはっきりせず、当初は「スライヴァー」と呼ぶ人がかなり多かった。注目の種族だったことも手伝って「スリヴァー派」と「スライヴァー派」の間でちょっとした論争になったこともある。クイーンズイングリッシュならば、スライヴァーと読むこともある。
  • QueenやOverlordといったネーミングや、集合精神(Hive Mind)を持つことなど、開発部所内で流行した世界的RTSゲーム「StarCraft」内に登場する種族である「Zerg」のイメージが随所に散見される。
    • 外観はZergの代表的なユニットの一つ、「Hydralisk」から来ていると思われる。
    • StarCraft側においても、"the gathering"(アビリティがエネルギーを無視して無制限に使えるようになる)というチートコードが存在したり、スタッフクレジットのスペシャルサンクスにウィザーズ・オブ・ザ・コーストがあったりする。

基本セット2014

基本セット2014でゲスト能力として採用され新たなスリヴァーが多数登場したが、システム、フレーバーの両面から大きく変更されほぼ別ものとなっている。

能力共有はコントローラーが同じスリヴァーのみとなり、色ごとの収録数も大きく異なっている。

登場する次元はドミナリア/Dominariaではなくシャンダラー/Shandalarである。キチン質の外殻を持つ事は同じだが、二足歩行で人間に近い体型となり頭部からドレッドヘアーのような触手を生やした容姿となっている。

参考

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