チビ・ドラゴン/Dragon Whelp
提供:MTG Wiki
Dragon Whelp / チビ・ドラゴン (2)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
(赤):ターン終了時まで、チビ・ドラゴンは+1/+0の修整を受ける。このターンにこの能力が4回以上起動されているなら、次の終了ステップの開始時にチビ・ドラゴンを生け贄に捧げる。
「火を吹く」というイメージのパンプアップ能力を持った小型のドラゴン。幼さゆえに火を上手くコントロールできないため、1ターンに4回以上能力を起動すると死んでしまう。それでも4マナでこの性能は悪くはないだろう。
とどめに使ったりファッティと相打ちする場合は迷わず4回以上起動できる。もちろんそういうケースばかりではないので、普段は起動3回(パワー5)までで十分なデッキ構築とプレイングを心がけたい。
黎明期の4マナクリーチャーとしては格段に性能が高く、Roc of Kher Ridgesよりも高い評価を得ていたようだ。ビートダウン、コントロール問わずフィニッシャーとして採用されることがあった。
また第5版発売直前のステロイド系デッキでもフィニッシャーとして使用された。当時はタフネス3以下のクリーチャーの天敵の稲妻/Lightning Boltこそ存在していたが、何よりもカウンターポストの全盛期であり、兵士トークンをかわせる回避能力持ちのクリーチャーであることが重視された。赤緑のデッキでは貴重な飛行持ちとして出番があったというわけである。
- 現在のパンプアップ能力は、4回以上起動した場合にのみ遅延誘発型能力を生成するが、一時期は少し機能が異なっていた。時のらせんの再録時に変更されたテキストは「ターン終了時に、このターンこの能力が4回以上起動されている場合、チビ・ドラゴンを生け贄に捧げる。」と、起動した回数に問わず遅延型誘発型能力を生成し、if節ルールに基づき、4回以上起動した場合のみ誘発する効果であった。終了ステップに起動した場合、これが誘発されるのは、次のターンの終了ステップ開始時になるが、そのとき「このターン」が起動したターンなのか、誘発したターンのどちらを指すのか不明瞭という問題があった。この問題を解決するため、2009年7月11日のオラクル更新で現在のテキストに変更された。後述の同様のペナルティ能力を持つカードに関しても同時期にテキストの変更が行われている。
- 現在のテキストでは、4回起動した場合、1枚のもみ消しでペナルティ能力を打ち消せるが、時のらせん版のテキストでは、ペナルティ能力を完全に打ち消すためにはもみ消し/Stifleを4回唱える必要があった。
- 基本セット2010版は、テキストの更新が間に合わず、時のらせん版のテキストのままで印刷されているので注意。
- From the Vault:DragonsにSteven Belledinによる新規イラストで収録された。このイラストは基本セット2010でも使われている。
- アルファ(第4版までの基本セット、時のらせん)版のイラストが愛らしく、結構人気がある。『デュエルファイター刃』に出てくるフェルプゥの元ネタにもなっている。
- 愛称?は「ふぇるぷー」・「ちびどら」。こだわりのある人に言わせると「ひらがななのがポイント」だそうだ。
関連カード
- バンドを持つと一回り小さいナラスニ・ドラゴン/Nalathni Dragonになる。
- フィフス・ドーンでは焼炉の仔/Furnace Whelpとしてリメイク。起動制限が外された反面タフネスは低下している。よりシンプルかつ攻撃的なデザインとなった。
- 能力を起動した回数を参照する珍しいカード。他にはナラスニ・ドラゴン、Farrelite Priest、漆黒の手の信徒/Initiates of the Ebon Handが同様のペナルティ能力を持つ。
- 暴虐の覇王アスマディ/Vaevictis Asmadi - アスマディは呪いでチビ・ドラゴンに変えられていたという設定がある。