ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll
提供:MTG Wiki
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
破壊不能
ぬいぐるみ人形が戦場に出るに際し、プレイヤーを1人選ぶ。
ぬいぐるみ人形にダメージが与えられるたび、それは選ばれたプレイヤーに同じ点数のダメージを与える。
(T):ぬいぐるみ人形は自身に1点のダメージを与える。
自身に与えられるダメージを選んだプレイヤーへと跳ね返す呪いの人形。地震/Earthquakeのような全体火力との相性は非常に良好。
同様にダメージを反射するカードとしてはモグの偏執狂/Mogg Maniacが挙げられる。5マナと重くなってしまった点はマイナスであるが、他方で破壊されない能力のおかげで何度でも利用でき、さらに除去されにくくなったため、確実に狙ったコンボを決められるようになった。象牙の仮面/Ivory Maskを無視できるのも魅力的。
モグの偏執狂同様トランプルには効果が薄く、側面攻撃にも対処しづらい。また破壊はされないが、タフネスが低いため暗黒破/Darkblastなどのマイナス修整除去には弱いので注意したい。
パワーは0だが攻撃に参加できる。エンチャントや装備品で強化すると対戦相手にとっては少々厄介。元々生半可な除去では対処できず、タフネスが底上げされるとマイナス修整も効き難くなるので止めることが難しく、ブロックしても大抵はブロッカーのパワー分のダメージは結局受ける羽目になってしまう。何度でも戻ってくる腐れ蔦の外套/Moldervine Cloakが特に良い相方。また未強化であっても、ブロックされれば相手に、攻撃が通れば自身に撃つことで、巨大化/Giant Growthなどの強化呪文を本体への火力として使うこともできる。
リミテッドではその能力によって地上をがっちりと固めてくれる上、かなりの除去耐性を誇る強力カード。さすがはレアといったところか。知恵の蛇の眼/Ophidian Eyeなどと一緒に出されると悶絶する。
- 様々なカードと恐ろしいシナジーを形成する。
- シヴ山の隕石/Shivan Meteor。5マナ13点火力。
- プラズマの連鎖/Chain of Plasma。2マナで3点+手札1枚につきさらに3点。
- 火山の乱暴者/Volcano Hellion。自分と相手に好きなだけダメージ。
- 罪の意識/Guilty Conscience。相手へのダメージ→これに同じダメージ→再び相手に…という仕組みで、相手のライフが何点あろうと瞬殺。
- ラースの灼熱洞/Furnace of Rath。これに入るダメージが4倍になって相手に襲い掛かる。
- その他執念深いごろつき/Spiteful Bullyや致命的な魅力/Fatal Attractionなど。
- ダメージの無色フィルターなので、赤の防御円/Circle of Protection: Redに手出しし難いバーンデッキに入れるのも面白いかもしれない。重さがネックではあるが……。
- 対戦相手ではなくプレイヤーなので、自分を選んでもよい。そんなことをしても通常はただ痛いだけだが、最下層民/Pariahなどをつけてからダメージを発生させると、無限ループが発生してゲームが引き分けになってしまう。
- 「Stuffy」とは、イラストのぬいぐるみキャラに付けられた愛称である。このStuffy、過去の様々なカードのイラストに登場しているが、拷問台/The Rackにかけられていたり、黒の万力/Black Viseに締められていたりとロクな目にあっていない。プレイヤーに跳ね返す能力は積年の恨みから来たものだろうか。
- 自虐的な能力を持っているので、あるいはそういう嗜好なのかもしれない。
- クリーチャー・タイプはぬいぐるみ(Teddy)ではない。日本語訳で見るとわかりにくいが、Teddyは通常「クマのぬいぐるみ」を指す。
- Teddyとはいわゆるテディベアのこと。由来は第26代アメリカ大統領セオドア・ローズベルトの愛称である。