執拗なネズミ/Relentless Rats
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デッキに疫病ネズミが多ければ多いほど強化されるため、極端な話、執拗なネズミと沼/Swampだけのデッキを作れば驚異的なサイズに育つ。しかしそれではロボトミー/Lobotomyや頭蓋の摘出/Cranial Extraction、不同の力線/Leyline of Singularityなど絶望的な天敵が多すぎるので、手札破壊など多少のサポートを採用したほうがいいだろう。
霊気の薬瓶/AEther Vialや捨て身の研究/Desperate Researchなどもサポートとしては便利。織端の石/Thrumming Stoneとは抜群の相性を誇り、同時に伏魔殿/Pandemoniumやヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaもあれば即座にゲームを決めることも可能だろう。
近年の基本セットでは常連となってきた感が強い。マジックの黄金律、「カードはルールに優先する」を体現する存在であるが、初心者にもその直感的な例として適切と考えられているのだろうか。
- 2番目の能力は、ゲーム開始前(ゲームを開始できるかどうか)にだけ適用される。ゲームが始まれば実質的に意味はない。すなわち、5枚以上見えている時に謙虚/Humilityなどでこの能力を失っても、問題にならない。
- これが無視できるのは4枚制限ルールのみで、フォーマットによるカード枚数の制約は無効にはできない。例えば、ハイランダーでは依然と1枚しか入れられない。
- サイドボードはデッキの一部である。望むなら、サイドボードにこのカードを5枚以上(15枚でも)入れてもよい。もちろん、サイドボードとメインデッキあわせて5枚以上に(たとえば、メイン3枚、サイド2枚のように)なっても問題ない。
- アンコモンなので10枚20枚と集めるのは結構つらい。コモンなら執拗なネズミデッキももっと隆盛したかもしれないが、リミテッドを考えれば妥当なところか。
- 沼/Swampとこれだけのデッキを組むことも可能だろう。強力かどうかはすこぶる怪しいが、安定性だけはぴか一と言える。