共に逃走/Run Away Together
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2024年11月29日 (金) 20:50時点におけるAerugo aeruginosa (トーク | 投稿記録)による版
異なる陣営に属するクリーチャーが2人で一緒に逃げる羽目になってしまうバウンス・インスタント。
2人対戦の場合は現実からの剥離/Peel from Realityとほぼ同様の効果となる。自分のクリーチャーはETB能力や出来事などを持ち再利用する旨味があるカードを、対戦相手のクリーチャーはそれらを持たずできるだけ重いもしくはオーラや装備のついたカードを戻してカード・アドバンテージとテンポ・アドバンテージを稼いでいくのが基本戦術。
多人数戦の場合は、プレイヤーの選択肢が増えて自分のものを対象にする必要がなくなるためさらに便利になる。
エルドレインの王権のリミテッド(特にブースター・ドラフト)においては、圧倒される弟子/Overwhelmed Apprenticeやコモンのマーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeperといったライブラリー破壊を行うクリーチャーが青に多く、同じくコモンで集めやすいこのカードで再利用とテンポ・アドバンテージの獲得を同時に行うライブラリー破壊デッキがアーキタイプとして確立している。勿論他のETB能力持ちや出来事とも相性抜群。
ファウンデーションズで再録。こちらのリミテッドのカードプールには出来事メカニズムのような明確に相性のいいカードは少ないが、青にはETB能力持ちのクリーチャーがいくらかおり、青単色で戦場にインスタント・タイミングで介入する手段にも乏しいため、採用候補には挙がる。相手の除去に対応して唱えたり大ヒレの用心棒/Bigfin Bouncerを再利用し重ねてテンポを取ったりできれば申し分ない。
- おとぎ話で美醜対照的な男女の話と言えば美女と野獣だが、エルドレインの王権版のイラストのモチーフはヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』だろう。美しい踊り子エスメラルダと醜く背中の曲がったカジモドは共に逃走を果たせず悲劇的な結末を迎えてしまう。
「美徳は美徳だ。それを育んだ心がどうであれ。」
[編集] ルール
- 日本語訳ではややあいまいだが、「異なるプレイヤーにコントロールされているクリーチャー2体」がこの呪文の適正な対象である。命令の光/Ray of Commandなどによって解決時に両方のクリーチャーが同じプレイヤーにコントロールされていた場合、両方のクリーチャーが不正な対象となる。
- 対象とした2体のクリーチャーのうち片方が不正な対象になっていても、それのコントローラーをチェックして、もう一方のクリーチャーが適正な対象であるかどうかを判定する。