鋼と油の夢/Dreams of Steel and Oil
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抜去/Divestが追放になり、対象プレイヤーの墓地にも同じような追放効果が付いた上位互換。
ハンデスの代表格強迫/Duressの穴を埋めることができ、相互補完関係にある。1マナで手札破壊しつつ、計2枚分の墓地対策もできる。収録時のスタンダードは墓地から戻ってくるクリーチャーやリアニメイト戦術が流行傾向にあり、先行して潰しに行く事ができる上に既に落ちた分にも対処可能となり、この手の手札破壊カードとしてはゲーム中盤以降も役割を持てる点は高く評価できる。
手札に対象のカード・タイプが無ければカード・アドバンテージを失ってしまう点はこの手のハンデスカード全般の弱点である。とはいえ、近年はパーマネントの性能が向上傾向にあり、純粋なコントロールデッキであってもクリーチャーやアーティファクトを採用している確率は高く、何も当たりがない確率は低い。特に登場時のスタンダードでは勢団の銀行破り/Reckoner Bankbusterがアドバンテージ源として極めて高い採用率を誇っているため、環境的にも的が増えている状況にある。
強迫と共に、環境を読んでこそ機能するカードである。構築では黒単色デッキや黒赤等、黒を主軸色とするデッキに強迫と選択的に採用される。指輪物語：中つ国の伝承でオークの弓使い/Orcish Bowmastersと一つの指輪/The One Ringという非常に強力なクリーチャーとアーティファクトが登場したため、特にアルケミーでは重要性が増した。
団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期のスタンダードでは、高速アグロのグルール果敢がトップメタになったためゴルガリ・ミッドレンジやディミーア・ミッドレンジが採用する場合がある。戦場に出てからの除去では蛇皮のヴェール/Snakeskin Veilや裏の裏まで/Turn Inside Outで凌がれる可能性もあり、またグルール果敢側がサイドインしてくるウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask's Forgeも落とせるため。
リミテッドでは基本性能自体が優秀であるほか、環境がアーティファクト中心となっているだけあって有用。特に相手の蘇生持ちクリーチャーを手札と墓地の両方から牽制できる。
