閑静な中庭/Secluded Courtyard
提供:MTG Wiki
指定したクリーチャー・タイプ限定の5色土地になる土地。起動コストにも色マナを支払えるようになった手付かずの領土/Unclaimed Territoryの上位互換。
手付かずの領土同様、部族デッキでの使用が前提となる。あちらと同様、アンタップインかつ最悪無色マナは出せる為テンポは失いづらいが、これで色マナを出せるのはクリーチャー・カードに関わる場合のみなので、採用枚数が増えるとそれ以外のカード・タイプを持つ有色呪文を使いにくくなる点は気を付けたい。
スタンダードで同居するカード・セットには直近のイニストラード:真夜中の狩り、イニストラード:真紅の契りなど部族にフィーチャーしたものが多く存在し、それら部族の中には3色以上にまたがるものもあるので、そうしたデッキを組む際に役立つ。もちろん、2色土地の数自体が限られるスタンダードにおいては2色の部族デッキで使用してマナ基盤を図っても十分役立つだろう。
また、同時期には1つのクリーチャー・タイプに特化した5色土地としてドラゴンのドラゴンの女王の寺院/Temple of the Dragon Queenと吸血鬼のヴォルダーレンの居城/Voldaren Estateも存在している。それぞれこのカードとは一長一短あるので、それらの部族デッキでも方針に合わせ使い分けたい。例えば、ドラゴンデッキでもティアマト/Tiamatや神河の魂、香醍/Kyodai, Soul of Kamigawaを使用する型ならより色マナの融通が効きやすいこちらの方が向いていると言える。
パイオニアでは手付かずの領土と併用して8枚体制が取れるようになり、部族デッキの安定性を向上させた。モダンでも手付かずの領土と入れ替える・あるいは追加される形で使用されている。
リミテッドでは侍や戦士、忍者、ならず者、スピリットなどが狙い目。とはいえ同セットにはゲインランドが存在するので、よほど特殊な構成にならない限りは基本的にそちらが優先されるだろう。
- 起動コストに対応したことによる恩恵を特に得られたのは同セットで登場した忍術持ちの忍者だろう。
ルール
- クリーチャー・カードに印刷されているサブタイプのうち、クリーチャー・タイプでないもの(祭殿や装備品など)は指定できない。カードからは読み取れないが、総合ルールでクリーチャー・タイプ以外のサブタイプ(エンチャント・タイプやアーティファクト・タイプなど)として定義されているものは、クリーチャー・タイプではない。
- その他基本的なルールについては魂の洞窟/Cavern of Souls#ルールを参照のこと。