ヴォルダーレンの興奮探し/Voldaren Thrillseeker
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クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 戦士(Warrior)
賛助2(このクリーチャーが戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター2個を置く。それがこれでないクリーチャーなら、ターン終了時まで、それは以下の能力を得る。)
(1),このクリーチャーを生け贄に捧げる:1つを対象とする。これはそれに、これのパワーに等しい点数のダメージを与える。
1マナで自分を投げることができる吸血鬼・戦士。賛助により味方のクリーチャーを投げることもできる。
これ自体も実質的に3マナ3/3。リミテッドでは序盤に出して戦力としつつ死亡しそうになったら火力として投げてもよし、終盤にファッティに賛助をつけて飛ばしてもよし。賛助により他のクリーチャーを投げる場合は実質的にパワー+2点の威力が出るのもあり、他のクリーチャーを投げるには合計4マナ(および、分割してもよいが投げるクリーチャーのマナ・コストも)かかるが、汎用性が高い戦力として特に問題無くピックできるだろう。
構築でも、前述の通りこれ自体も火力として汎用性が高く、クリーチャーを中心としたビートダウンにトドメと除去を兼ねて採用しておくだけでも悪くない仕事を果たしてくれる。頭でっかちとの相性が良い点も活用しやすくなり、特に分かりやすいのはヤーグルとムルタニ/Yargle and Multani。あちらを賛助して投げればそれだけで20点のワンショットキルに繋がる2枚コンボ。一時的なパンプアップも計算してくれるので、効率が良い強化と併用するのも良いだろう。どれにせよクリーチャーに依存するコンボである点には注意。打ち消しはもちろん、これを出して賛助の対象を選んだとき、対応して除去されると賛助が立ち消え、同時に投げることも(こちらを投げることは可能だが)出来ずに終わる。この点が気になるなら、タミヨウの保管/Tamiyo's Safekeepingなどでクリーチャーを守れるようにしておくとよいだろう。クリーチャー主体のビートダウンであればコンボの阻害を無視する以外の用途にも使えて一石二鳥。
パイオニア及びエクスプローラーではグルール機体でよく採用される。恋煩いの野獣/Lovestruck Beastなどを投げ付ける動きは単純ながら強烈だし、アクロス戦争/The Akroan Warで奪った対戦相手のクリーチャーの処分にも役立つ。
スタンダードではエルドレインの森でアガサの魂の大釜/Agatha's Soul Cauldronが登場すると、この起動型能力を与えてすべてのクリーチャーを投げつけるデッキが登場した。