アカデミーの廃墟/Academy Ruins
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その名の通り、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyが廃墟となったもの。荒廃したせいか無色マナ1点しか出なくなっている。
墓地にあるアーティファクト・カードをライブラリーの一番上に置き、もう一度使えるようにする能力を持つ。能力に自身を生け贄に捧げるコストを持つような強力なアーティファクトを実質3マナで使い回すことができるため、非常に優秀。
スタンダードや時のらせんブロック構築では、トリスケラバス/Triskelavusをフィニッシャーに据えたコントロールデッキによく採用されている。フィニッシャー枚数の水増しとライブラリーアウトの予防を兼任する(→トリスケトロン、青黒コントロール)。トレイリア西部/Tolaria Westでサーチすることを前提に1枚挿しされることが多い。またエクステンデッドでも、アーティファクトをキーカードとするセプターチャントに採用されている。
- 精神隷属器/Mindslaverを再利用する事を目的としたデッキも多い。→青白トロン
- PCゲームシリーズ「トゥームレイダー」とコラボレーションしたユニバースビヨンドでの別名はKitezh, Sunken City。
関連カード
- カードデザインとしては、ヴォルラスの要塞/Volrath's Strongholdを「アーティファクトを回収する」ようにアレンジしたもの、といったところだろうか。ルール文章もほぼ等しく、対になっていると言ってもよい。
- 埋没した廃墟/Buried Ruin - 同じ様なアーティファクト回収能力を持つ土地。起動に青マナは不要だが、自身を生け贄にする必要がある。
- 隔絶した隠し場所/Sequestered Stash - 先に5枚切削が出来る埋没した廃墟。ただし起動コストが(2)増加している上に、戻るのは手札でなくライブラリーの一番上。
- アブスターゴ・エンターテイメント社/Abstergo Entertainment - 起動(3)の伝説の土地になった埋没した廃墟。歴史的なカード全般を戻せる。ただしその後すべての墓地を追放する。
サイクル
時のらせんブロックの、各色に対応した伝説の土地サイクル。緑はタイムシフトカードである。また黒以外は時のらせん、黒のみ次元の混乱に収録されている。
- トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
- アカデミーの廃墟/Academy Ruins
- ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
- カー砦/Kher Keep
- ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
荒廃前の姿であるトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyはマジック史上最凶のコンボデッキと謳われたMoMaのキーカードだった。それを考えるとフレイバー・テキストは意味深である(その他、同じ島を表したカードはトレイリア/Tolariaの項を参照)。
かつてその秘密は、歴代知られる中でも最高の技術を生み出した。いまでは蟹が瓦礫をほじくり返して殻を飾るばかりだ。
参考
- 壁紙(WotC、時のらせんミニサイト・Special Art Preview) - サイト改編によりリンク先消失
- 非マナ能力を持つ土地
- カード個別評価:時のらせん - レア
- カード個別評価:ダブルマスターズ - レア
- カード個別評価:Modern Masters - レア
- Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Tomb Raider