蝗の神/The Locust God
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アモンケット/Amonkhetの失われた神々の一柱。青赤の神は、飛行と墓地から手札に戻る能力に加え、カードを引くごとにトークンを生成する誘発型能力、そしてルーターの起動型能力を持つ。
トークンのサイズは小さいが、飛行と速攻も持つためアタッカーとしてもブロッカーとしても有用。毎ターンのドローだけでも確実なボード・アドバンテージが見込めるが、ドロー呪文やサイクリングと併用することでより大きな効果を発揮できる。ルーター能力も必要な起動コストこそ多めだが、自前でシナジーを形成する上、タイミングを問わずタップが不要なため融通が利く。
神の中ではマナレシオは格段に低いが、回避能力やトークンによるクロックの加速も含めれば十分マナ・コストに見合っており、コストパフォーマンスは高い。除去耐性もあり色の組み合わせからも、コントロールデッキのフィニッシャー候補になりうる。
スタンダードでは青赤コントロールで採用されることがある。削剥/Abradeの登場によりそれまで青系コントロールの定番だった奔流の機械巨人/Torrential Gearhulkが対処されやすくなっているのも追い風。
パイオニアでは不屈の独創力のエンドカードとして採用されることがある。不屈の独創力/Indomitable Creativityで蝗の神と滝の賢者/Sage of the Fallsを同時に出すことにより、(半)無限トークンを生成できる。
- ドローかマナの支払いを連鎖させられるなら、ライブラリーの枚数分トークンが出せる。「唯々+諾々/Beck+Callの唯々を唱える」、「(3体以上のクリーチャーがいる状況で)侵入警報/Intruder Alarmと謎の石の儀式/Cryptolith Riteを組み合わせる」など。
- 後述のようにストーリー上はヘクマ/The Hekmaを破壊しているが、カード化されたヘクマの防御/Protection of the Hekmaを除去できるような能力は持たない。開発時点でもこのことは意識されていたが、青と赤の色の役割との整合性を取るのが難しかったため現在の形に落ち着いた。[1]
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
破滅の刻の多色の神サイクル。いずれも神話レアの伝説のクリーチャー。
王神/the God-Pharaohことニコル・ボーラス/Nicol Bolasの色である青黒赤のうち2色を持つ。誘発型能力と、それとシナジーを持つ起動型能力、死亡したときに次の終了ステップの開始時にオーナーの手札に戻る能力を持つ。
- スカラベの神/The Scarab God(青黒)
- 蝗の神/The Locust God(青赤)
- 蠍の神/The Scorpion God(黒赤)
アモンケットに収録された試練の神々とは意図的に違ったデザインになっている。これは将来のデザインの幅を確保するためであり、またストーリー上の役割の違いの反映でもある。神 (アモンケット・ブロック)#開発秘話も参照。
[編集] ストーリー
蝗の神/The Locust God はアモンケット/Amonkhetの神の一柱。かつてニコル・ボーラス/Nicol Bolasに封印されていたが、ボーラスの再来と共に復活。蝗を生み出してヘクマ/The Hekmaを破壊しナクタムン/Naktamunを砂漠に変える。
詳細は蝗の神/The Locust God (ストーリー)参照。
[編集] 脚注
- ↑ The Locust God/蝗の神(Card Preview 2017年6月20日 Ken Nagle著)