恐竜
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恐竜/Dinosaurは、クリーチャー・タイプの1つ。現実の世界においては中生代(約2億5000万年前〜約6500万年前)に繁栄した生物で、中生代の末に絶滅した。
クリーチャー — 恐竜(Dinosaur)
激昂 ― 猛竜の幼生にダメージが与えられるたび、トランプルを持つ緑の3/3の恐竜(Dinosaur)クリーチャー・トークンを1体生成する。
1/1伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) 恐竜(Dinosaur)
警戒、到達、トランプル
原初の災厄、ザカマが戦場に出たとき、あなたがそれを唱えていた場合、あなたがコントロールしている土地をすべてアンタップする。
(2)(赤):クリーチャー1体を対象とする。原初の災厄、ザカマはそれに3点のダメージを与える。
(2)(緑):アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
(2)(白):あなたは3点のライフを得る。
アイスエイジのPygmy Allosaurusのクリーチャー・タイプとして登場したが、その後新たな恐竜はアンヒンジドのOld Fogey以外登場することはなく、恐竜に分類されそうなクリーチャーもトカゲやビーストなどになっていた。2007年9月サブタイプ変更でPygmy Allosaurusがトカゲに変更され、同時にアン・ゲームのみに存在するクリーチャー・タイプは総合ルールから外されたことで絶滅。その後長い間Old Fogeyのみが持つクリーチャー・タイプであったが、イクサラン・ブロック登場に合わせて復活。新たに新種が追加されたほか、見た目や名前が恐竜に分類される多くのクリーチャーがオラクル更新で恐竜になった[1][2]。イコリア:巨獣の棲処と統率者2020ではラウグリン/Raugrin(青赤白)の主要怪物種族として登場した。イクサラン・ブロックと舞台を同じくするイクサラン:失われし洞窟でもフィーチャーされた。
5色すべてに存在するが、主に白、赤、緑、およびそれらの組み合わせの多色に多数存在する。イメージに違わず大型クリーチャーが多いが、中型や小型のものまでサイズは様々。イクサラン・ブロックでは専用の能力語である激昂が登場している。
部族カードはイクサラン・ブロックに豊富に存在し、ロードの轟く棘背びれ/Thundering Spineback、コストを減少させるキンジャーリの呼び手/Kinjalli's Caller、恐竜を参照して強化される大物群れの操り手/Drover of the Mightyなどが登場している。恐竜を含む、イコリア:巨獣の棲処の怪物の主要5種族を参照し、また強化するカードとして孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguardが存在する。
恐竜を含むクリーチャー・トークンを生成するカードも複数存在する。サイズや色や能力はまちまち。(→トークン一覧)。
伝説の恐竜はイクサラン:失われし洞窟現在、両面カードも含め27体存在する(「伝説の(Legendary)・恐竜(Dinosaur)」でWHISPER検索)が、第1面・第2面ともに伝説の恐竜である原初の征服者、エターリ/Etali, Primal Conquerorを含めれば28体存在する。また、アン・カードにもGrimlock, Ferocious Kingが存在する。
- 恐竜に変化したり変化させるカードに胆液の泉/Fountain of Ichor、爬虫類の反射/Reptilian Reflection、アロサウルス飼い/Allosaurus Shepherd、遺物の咆哮/Relic's Roar、中断された眠り/Disturbed Slumber、不穏な尾根/Restless Ridgeline、恐竜の遺伝子/Dino DNAが存在する。
- イクサランでの復活に先立つ2014年、Mark Rosewaterは「いつ、恐竜が登場しますか?」という質問に対し、「先史時代の世界はプレイヤーからよく問い合わせを受ける内容の1つであり、いつかは実現するだろう」と答えていた[3]。
- 長い間、カード名に含まれる「Raptor」に翻訳上の問題があった(詳細はシヴの猛竜/Shivan Raptor#翻訳を参照)。恐竜の復活に伴いこれが改められ、イクサラン以降は適切に翻訳されている。なお、カード名の重複などゲームの進行上致命的な問題がない限りカード名へのエラッタは出されないため、過去のカードについてはそのままである(死霧の猛禽/Deathmist Raptorなど)。
- 厳密な定義だと翼竜(空を飛んだ爬虫類)や首長竜(水中に生息した爬虫類)などは恐竜ではない。また鳥類は恐竜から進化した、あるいは鳥類は恐竜に含まれると考えられている。→Wikipedia:ja:恐竜
- 翼竜がモデルの輝くエアロサウルス/Shining Aerosaurや、首長竜がモデルの原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tideといったカードが存在するが、科学的な厳密さよりもゲーム上の使いやすさと分かりやすさを優先したため、それらのクリーチャー・タイプも恐竜である[4]。
ストーリー
ドミナリア
ドミナリア/Dominariaでは北方/Northlandと呼ばれる地域にピグミー・アロサウルスなどの恐竜が棲息しており、氷河期には陸続きとなったテリシア/Terisiareへも分布を広げた。大修復/The Mending後のAR4562現在でもその姿は健在である。
イクサラン
イクサラン/Ixalanの太陽帝国/The Sun Empireは恐竜と共生する人間たちの集団である。
イクサラン出身のプレインズウォーカー/Planeswalkerであるファートリ/Huatliは恐竜と強いつながりを持つ。
イコリア
イコリア/Ikoriaの恐竜は主にラウグリン/Raugrinの支配的な怪物相である。
ミラディン・新ファイレクシア
ミラディン/Mirrodinおよび新ファイレクシア/New Phyrexiaにはティラナックス/Tyrranaxと呼ばれる恐竜が生息している。
脚注
- ↑ Ixalan Oracle Changes(News 2017年9月28日 Eli Shiffrin著)
- ↑ Rivals of Ixalan Oracle Changes(News 2018年1月11日 Eli Shiffrin著)
- ↑ Say When/「いつ」の話(Making Magic 2014年12月8日 Mark Rosewater著)
- ↑ Dinosaurs and Vampires and Pirates (and Merfolk), Oh My, Part 2 /恐竜と吸血鬼と海賊(とマーフォーク) 愛するあなたのため その2(Making Magic 2017年10月2日 Mark Rosewater著)