ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor
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支払ったライフに応じたサイズのトークンを量産できるアーティファクト。
支払ったライフに応じたサイズのクリーチャーを得られるという観点で、直前のテンペスト・ブロックの荒廃の下僕/Minion of the Wastesに似ているが、一度ライフを支払えば何度でも同サイズのトークンを出せるのがメリット。代わりにトークンにはトランプルがない。
クリーチャー・トークン製造アーティファクトの中では当時最強のカードパワーを誇った一枚。同セットのメトロノーム/Metrognomeや基本セット皆勤賞だった蜂の巣/The Hiveに比べ、出てくるトークンが明らかにパワフル。ライフを支払う必要があるので、赤など火力を有するデッキに対しては使いづらいが、5点程度でも十分な威力である。トークンの色は黒なので、恐怖/Terror系除去に耐性があるのもポイント。
スーサイドブラウンでは、10/10以上のトークンを出すことも珍しくない。メルカディアン・マスクスで崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuaryを手に入れライフが減るデメリットを克服してからは環境を支配するほどの暴れっぷりを見せた。
状況にもよるが、ライフを支払うのなら、対戦相手を倒しきるのに必要な攻撃回数が変わるポイントを選ぶと効率がよい。対戦相手のライフが20点なら5点か7点か10点、17点なら6点か9点、といった具合。
- ウルザズ・サーガ版のイラストは元々は魂の鋳造所/Soul Foundry用に発注されたものだったが、魂の鋳造所は当時のルールでは扱いきれなかったため没になった。イラストに合わせて新たにデザインされたのがこのカードである[1]。
- 2021年6月のオラクル変更で、トークンのタイプにファイレクシアンが追加された。
[編集] 参考
- ↑ 忍耐(Making Magic 2019年9月2日)