船砕きの怪物/Hullbreaker Horror
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あなたが呪文を唱えるたびに、呪文やパーマネントをバウンスできるクラーケン・ホラー。
真珠湖の古きもの/Pearl Lake Ancient以降、青に時々現れる打ち消されない大型クリーチャーの一枚。それらの多くは除去耐性を持っておりコントロールデッキのミラーマッチに適した性能を持っていた。これには一見すると除去耐性がないが、実際はインスタント・タイミングで呪文を唱えれば自己バウンスで除去を避けることが可能である。また、テンポロスが問題になる場面では除去呪文の方をバウンスして時間稼ぎもできる。先達と同様にミラーマッチにおいて強く出られるカードと言えるだろう。
それに加え、ビートダウン相手でも間に合いさえすれば瞬速による奇襲ブロックやクリーチャーバウンスで戦場を掌握することが可能である。とはいえ呪文、特にインスタントや瞬速持ちと、それを唱えるマナがあってこそ真価を発揮できるカードなので、手札補充や軽量インスタントを意識してデッキに組み込んでおきたい。
スタンダードでは登場直後からイゼット天啓などの青系コントロールデッキでメインデッキから採用されている。
リミテッドでもボムレア級のカード。回避能力こそないものの、能力でブロッカーをどかしながら7/8が突っ込んできて、抵抗しようとも自己バウンスで除去できないのはかなりの脅威。無警戒に攻撃してきたクリーチャーを返り討ちにする形で出せればベストか。
- パーマネントと異なり、呪文のバウンスはあなたがコントロールしていないものに限る。自身の誇示/Show of Confidenceのような自力でコピーを作る呪文を延々と使い回されるのを防止するための制限と思われる。
- 潮吹きの暴君/Tidespout Tyrantと比較すると飛行と土地をバウンスする能力を失ったものの、サイズやほかの能力において大幅なパワーアップを遂げている。あちら同様、エターナルや統率者戦で使われる機会もあるかもしれない。
- こちらも0マナのパーマネント呪文2枚で無限コンボが可能。ストームや霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoirのカウント稼ぎに使える。
- イニストラード/Innistrardのクラーケン・ホラー、7/8、バウンス能力というのは目覚めた恐怖/Awoken Horrorを思わせる。