肉削ぎ屋/Fleshtaker
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クリーチャー — 人間(Human) 暗殺者(Assassin)
あなたがこれでないクリーチャー1体を生け贄に捧げるたび、あなたは1点のライフを得て占術1を行う。(あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。あなたはそのカードをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。)
(1),これでないクリーチャー1体を生け贄に捧げる:ターン終了時まで、肉削ぎ屋は+2/+2の修整を受ける。
ファイレクシアの食屍鬼/Phyrexian Ghoul系の自己強化能力を持つ、白黒の人間・暗殺者。クリーチャーを生贄に捧げるたびに占術とライフゲインも行う。
スタンダードで使用可能なインスタント・タイミングで+2+2修正を得るタイプのサクり台は、イニストラード:真夜中の狩り発売時点では稀少。 過去には吸血鬼の貴族/Vampire Aristocratや血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampireおよび血の幼子/Blood Bairnなどが存在したが、マジック・オリジンにて採録されたナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk以降は一気に数が減り、以降は雑食のサリッド/Thallid Omnivoreとこのカードの2枚が該当するのみである。 また、あちらは本体が4マナと重いことから唱える隙がなかなか無い場面も見受けられた。
その点このカードは2マナと軽く、誘発型能力も自分以外の生贄で誘発するなど非常に強力。色を同じくする黒のグールの行進/Ghoulish Processionおよび病的な日和見主義者/Morbid Opportunistといった死亡誘発持ちのアンコモンとの相性も抜群であり、降霊持ちのクリーチャーや腐乱持ちのゾンビ・トークンを生成するカード群の存在から生贄にも事欠かない。リミテッドにおいては、攻めに守りに八面六臂の活躍を見せてくれるだろう。
サクり台としてのナントゥーコの鞘虫/Nantuko Huskの存在が先祖の結集デッキを支えていたことや、生贄に捧げることによる誘発型能力を持つ波乱の悪魔/Mayhem Devilがサクリファイス系デッキで活躍していたことを踏まえると、このカードも構築で日の目を見るタイミングがあるかもしれない。
- 牛を模したマスクを被り刃物を手に持った様子(イラスト)は、映画レザーフェイス-悪魔のいけにえを連想させる[1]。ホラー作品を意識したカードの多いイニストラード/Innistradらしい一枚。
関連カード
サイクル
イニストラード:真夜中の狩りのアンコモンの2色クリーチャーサイクル。それぞれリミテッドの2色のアーキタイプに対応している。
- 意気盛んな墓守り/Devoted Grafkeeper - 息絶えた魂守り/Departed Soulkeeper(白青、墓地からの呪文)
- 肉削ぎ屋/Fleshtaker(白黒、生け贄)
- 縫込み刃のスカーブ/Bladestitched Skaab(青黒、ゾンビ)
- 嵐のスクリーリクス/Storm Skreelix(青赤、インスタントとソーサリー)
- 吸血鬼の社交家/Vampire Socialite(黒赤、吸血鬼)
- 灰色熊のグール/Grizzly Ghoul(黒緑、クリーチャーの死亡)
- ケッシグの自然主義者/Kessig Naturalist - ウルヴェンワルドの王/Lord of the Ulvenwald(赤緑、狼と狼男)
- 日の出の騎兵/Sunrise Cavalier(赤白、昼と夜の切り替わり)
- ドーンハルトの管理人/Dawnhart Wardens(緑白、集会)
- 根のとぐろの忍び寄るもの/Rootcoil Creeper(緑青、フラッシュバック)
脚注
- ↑ レザーフェイス 悪魔のいけにえ ポスター画像(映画.com)