ロアホールド大学/Lorehold College
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- シルバークイル大学/Silverquill College(白黒)
- プリズマリ大学/Prismari College(青赤)
- ウィザーブルーム大学/Witherbloom College(黒緑)
- ロアホールド大学/Lorehold College(赤白)
- クアンドリクス大学/Quandrix College(緑青)
ロアホールド大学/Lorehold Collegeは、ストリクスヘイヴン/Strixhavenに属する五つの大学の一つ。色は赤白。
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概要
考古術/Archaeomancyの大学。モットーは「石を残らずひっくり返して探せ/Leave no stone unturned」。
ロアホールドの魔道士は歴史に魅せられた情熱的な学者だ。彼らは考古学的なアーティファクトを精査し、古の秘本から魔法エネルギーを呼び起こし、遥か昔に死んだ歴史上の人物の霊魂/Spiritを召喚することで過去を探求する。彼らは履き古された革のブーツと旅行用の外套を纏ってアルケヴィオス/Arcavios中をあまねく旅し、古代の遺物を収集して死に絶えた言葉を学び、歴史の秘密を解き明かす。
二面性
ロアホールドは相反する信念と魔法によって構成されている。魔道士は両方の色の魔法を体現でき、その側面や呪文を組み合わせて独自のアイデンティティとすることができる。
赤
ロアホールドの赤の魔道士は過去の研究において、向こう見ずな発見と冒険の精神に引き寄せられる。正確性や手順よりも、歴史の本質と感情を重視するのだ。崖壊し/Cliffbusterや遺跡のシャーマン/Ruin shamanは、魔法の助けを借りて古代遺跡を掘り進む。混沌学者/Chaos scholar、瑣末主義者/Trivialist、不条理家/Absurdophileは、思いがけない偶然の馬鹿げた連なりである歴史上の逸話を追いかける。戦伝え/Warloreは、血の時代/The Blood Ageの戦争で使われた魔法に興奮する。塵語り/Dustspeakerや英雄嘲笑い/Heroscornは、過去の霊魂と会話し、その人物についての見苦しい真実すべて――微笑ましい欠点や、意志の弱さから来る弱点といったもの――を発見するのが大好きだ。巻物叩き/Scrollbasherや秘本操り/Tomewielderは、まさに文字通りの方法で歴史を「使用」する。ページに殴り書きした文字から直接魔法を呼び出す、もしくは重い本で間抜けをぶっ叩くのだ!
白
ロアホールドの白の魔道士、例えば古物収集家/Antiquarian、真実探し/Truthfinder、古事術師/Archaeoscribeは、過去を明らかにして記録することを好む。後世に遺すべく歴史的真実を記した、長い巻物や秘本に囲まれていることもしばしばだ。秘宝読み/Relic reader、時代術師/Aeonmancer、碑の司祭/Monument priestは、古の歴史上の人物の壊れた像を発見し、遺跡の状況から過去の知恵を言い当てる。遺物学者/Iconologist、過去起こし/Pastraiser、霊語り/Ghost advocateは、生前の姿を模した像に霊魂を宿し、その者と会話して偉大で感動的な行いについて学ぶ。戦霊能者/Battle mediumや降霊術師/Spiritualistは、召喚した霊魂を実際に強化して戦闘に用いることができる。保存委員/Conservator、過去語り/Pastquoter、講師/Docent、学芸員/Curatorは、古の呪文の知識やアーティファクトといった過去の遺物を、ロアホールドのキャンパス内で保存し手入れする。栄誉運び/Honorbringerや引喩師/Allusionistは、歴史の真実を利用して仲間を強化し鼓舞することができ、一方で法定め/Ruleciterや法学者/Canonistは、歴史的先例を使用して魔法の法律を施行する。
重要地点
柱落とし/Pillardrop
切り立った垂直な崖から直接発掘された一連の歴史的建造物群で、現在は研究、授業、居住のために使用されている。柱落としの「お隣さん」を訪ねるためには危険な橋を渡らねばならず、発掘された古の像の巨大な石の顔の前を通ることもしばしばだ。
彫像通り/Effigy Row
ロアホールドのキャンパスの中心地。その小道には、有名な歴史上の人物の像が並んでいる。これには古代の戦争の英雄や国家元首だけでなく、過去の教授/Professorや傑出した魔道生徒/Mage-studentも含まれる。
コレマ堂/Kollema Hall
ロアホールドの魔道士が大規模な講義や実演のために集まる、巨大な多層構造のギャラリー。魔道士が古の文章を研究する際には、千フィートもの長さの巻物がバルコニーへと伸ばされる。コレマ堂の中央にあるのは見事に復元されたコレマ/Kollemaの像だ。コレマとは、ストリクスヘイヴン/Strixhaven創立時に最初のロアホールドの教授の一人となった賢き僧である。
マスコット
ロアホールドの魔道士は歴史の研究の助けとするために、古の死者の霊魂/Spiritを呼び出す。塵語りや過去起こしが霊魂を召喚して過去の知識を訪ねるのに対し、戦霊能者などのロアホールドの魔道士は時に、そのような霊魂の魔力を利用する……あるいは生前の姿を模した像に霊魂を宿し、頑丈な兵士へと変える。
キャラクター
- ヴェロマカス・ロアホールド/Velomachus Lorehold - 創始ドラゴン/The Founder Dragonsの一体で、ロアホールドの創設者。
- プラーグ/Plargg - 学部長/Deanを務めるオーク。
- オーガスタ/Augusta - 学部長を務める人間。
- クイントリウス・カンド/Quintorius Kand - ロクソドン/Loxodonの魔道生徒/Mage-student。
ゲームでの特徴
色は赤と白。固有のクリーチャー・トークンは、赤白の3/2のスピリット。
歴史学や考古学を研究するフレイバーから、「墓地」がテーマとなっている[1]。特に墓地のカードを手札に戻すものと、コストとして墓地のカードを追放するものが多く、それに合わせて、カードがあなたの墓地を離れることを参照する能力を持つものも多い。また、スピリットの部族カードも複数存在する。
登場
登場作品・登場記事
- The First Lesson: Introduction to Strixhaven/初回授業:ストリクスヘイヴン入門(Feature 2021年2月18日 Blake Rasmussen著)
- Planeswalker's Guide to Strixhaven/プレインズウォーカーのためのストリクスヘイヴン案内(Feature 2021年4月1日 Doug Beyer and Ari Zirulnik著)
その他
- Loreholdのloreは「伝承」の意で、holdは「掴む、保つ」など様々な意味がある。
- ラヴニカ/Ravnicaのギルド/Guildが2色の理念の共通する部分に基づくのに対し、ストリクスヘイヴン/Strixhavenの大学は2色の理念の対立する部分に基づく。ロアホールドは歴史学や心理学といった人と人との関わりの大学であり、人々を一纏めにして動かすものが、法律や仕事といった構造なのか(白)、家族愛や友情といった絆なのか(赤)について内部対立がある[2]。
- Mark Rosewaterによれば、ロアホールドに当てはまる現実の大学の専攻科目は歴史学、政治学、心理学、社会学、哲学、ビジネス、神学、考古学、法学である[3]。
脚注
- ↑ In the Strixhaven, Part 2/『ストリクスヘイヴン』にて その2(Making Magic 2021年4月5日 Mark Rosewater著)
- ↑ In the Strixhaven, Part 1/『ストリクスヘイヴン』にて その1(Making Magic 2021年3月29日 Mark Rosewater著)
- ↑ Hi mark, I really enjoyed your list of witherbloom...(Blogatog 2021年3月29日)