爆裂+破綻/Boom+Bust
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次元の混乱で赤に割り振られた分割カード。見ての通り、両方とも土地破壊呪文である。
爆裂は、対戦相手と自分の土地を一つずつ破壊する。動きは倒壊/Razeと振動/Trembleの中間といった感じ。倒壊より1マナ重くなっているものの、自分の土地が追加コストではなくなった。また、振動と同じマナ・コストではあるが爆裂はこちらが対象を選べる。倒壊よりは重いが、石の雨/Stone Rainより軽いため、あまりマナを必要としないウィニーが対戦相手のテンポを崩すには十分である。もちろん普通に使うとアドバンテージを失うため、その点には注意。
破綻は、白のリセットボタン、ハルマゲドン/Armageddonと同じルール文章を持つ。残念ながら本家より2マナも重くなっており、ウィニーが序盤の優位を固定するには少し緩慢になってしまう。しかし、土地を消し飛ばすカードが弱いはずもなく、一度通ればボード・アドバンテージが固定されるのは本家と同様。現代の赤お得意のマナ加速を用いれば本家並みの早さで撃つことも可能である。
- 爆裂は、自分の土地が破壊されるのを回避したり、そのデメリットを帳消しにする方法がいろいろと存在する。運用次第では1マナ軽い石の雨/Stone Rainのように利用することもできる。
- ダークスティールの城塞/Darksteel Citadelや橋サイクルなどの破壊不能持ちや、トロウケアの敷石/Flagstones of Trokairとのコンボ。自分で破綻のような土地リセットを使う場合に相性がよいこれらのカードだが、爆裂とも相性がよい。
- フェッチランドなど、土地を生け贄に捧げたり手札に戻したりするコストを持つカードと組み合わせる。同ブロックなら広漠なる変幻地/Terramorphic Expanseやスクリブのレインジャー/Scryb Rangerとの相性がよい。
- アモンケット登場時の分割カードのルール改定以前は、主にモダンで、ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-DwellersのETB能力によって破綻のほうを唱えるというコンボが組まれることがあった。
- 経済用語で、boomは急騰、bustは暴落を意味し、「boom and bust」で「にわか景気」という成句となる。
- イラストは1枚の大きな絵を2つに分割した物である(参考)。
関連カード
サイクル
次元の混乱の単色分割カードサイクル。コモン、アンコモン、レアに1枚ずつ存在する。カラーパイの異なる別世界における赤の混沌を分割カードで表現しており(参考/翻訳)、全て赤単色である。
- 死亡+退場/Dead+Gone
- 乱暴+転落/Rough+Tumble
- 爆裂+破綻/Boom+Bust