遺贈/Bequeathal
提供:MTG Wiki
エンチャント先のコントローラーを問わず、遺贈のコントローラーがカードを引く。自分がコントロールするクリーチャーにつけた場合、これ自体とクリーチャーで合わせて2枚分のカード・アドバンテージを失ってしまうが、ドローによりその分のディスアドバンテージを帳消しにしてくれる。また対戦相手がコントロールするクリーチャーにつけてから除去してアドバンテージ差を拡大することもできる。
追放やバウンスされた場合は能力が誘発せず、他のオーラ同様唱えるのに対応して対象を除去された場合は立ち消えてしまうのが大きな欠点。何より即効性がなく、クリーチャーが死亡しない限りは実質的に何もしないという点が致命的で、あまり使われなかった。
関連カード
同様のコンセプトを持つリメイクといえるカードが後に何枚か作られている。全体エンチャント版は繁殖力/Fecundityの項を参照。
- 骨投げ/Casting of Bones - (2)(黒)。3枚引いて1枚捨てる。(アライアンス)
- 私的研究/Private Research - (青)。あなたのアップキープごとに1つ乗るページ・カウンターの個数だけ引く。(ウルザズ・デスティニー)
- 頭蓋骨絞め/Skullclamp - (1)。装備コスト(1)の、装備品としてのリメイク。色マナが不要で何度でも使えるようにする、P/Tに+2/-1修整を与えるなど遺贈の欠点を解消する要素を詰め込んたが、解消しすぎた結果として実質ドローエンジンと化し、スタンダードで禁止カード指定されるほどの凶悪カードになってしまった。(ダークスティール)
- 先祖伝来の宝刀/Heirloom Blade - (3)。装備コスト(1)の装備品。ライブラリーの上から順に公開し、死亡したクリーチャーと同タイプのクリーチャー・カードを1枚手札に加える。+3/+1修整も与える。(統率者2017)
- グリセルブランドの仮面/Mask of Griselbrand - (1)(黒)(黒)。装備コスト(3)の装備品。死亡したクリーチャーのパワー数ライフを支払い、同枚数引く。飛行と絆魂も与える。(イニストラード:真夜中の狩り)
- 予記された運命/Fate Foretold - (1)(青)。ドロー能力が戦場に出た時に1枚、死亡したときに1枚と分割されている。(テーロス)
- 冥府の傷跡/Infernal Scarring - (1)(黒)。1枚引く。+2/+0修整も与える。(マジック・オリジン)
- 死者の宝箱/Dead Man's Chest - (1)(黒)。対戦相手のクリーチャーにしかつけられない。そのクリーチャーのパワー枚数だけ対戦相手のライブラリーの上からカードを追放して奪う。(イクサランの相克)
- 史学者の護法印/Curator's Ward - (2)(青)。2枚引く。呪禁も付与する上に、死亡以外で戦場を離れても誘発するが、歴史的なクリーチャーでないと引けない。(ドミナリア)
- 屍合成/Necrosynthesis - (1)(黒)。死亡したクリーチャーのパワー枚数だけライブラリーの上から見て1枚手札に加える。サディスト的喜び/Sadistic Glee能力も与える。(イニストラード:真夜中の狩り)
- 破滅の織り手/Doom Weaver - (4)(黒)(黒)。結魂クリーチャーとしてのリメイク。これと組になっているクリーチャーに、自身のパワー枚数だけ引く能力を付与。(イニストラード:真紅の契り統率者デッキ)
逆に手札破壊になると死に際の嘆き/Dying Wail。