ルーンの母/Mother of Runes

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タップだけで好きな色1色へのプロテクションを与えられる、優秀1マナクリーチャー。インスタント・タイミングなのでいろいろな使い方ができる。

除去に対応してプロテクションを与えられるため、除去する側からみれば除去カードを浪費させられる可能性が高く、しかも現実的に他の本当に除去したいクリーチャーよりも先にこれを除去しなければならないのが嫌らしい。しかも、これ自身にもプロテクションを与えられるため、召喚酔い中に除去し損ねると、これ自身を除去すること自体が極めて困難になる。相手側にすれば酔っているうちに何としても除去したいが、1ターン目に出されてしまうとそれも難しい。

除去の弱いデッキや単色デッキにとっては、対処が困難な凶悪クリーチャーといえる。単色デッキ中心の当時の環境においては殊に強く、白ウィニーを陰で支えた1枚。さらに第６版のルール改変に伴い、自身単独での無敵ブロックが可能となり、さらに評価が高まった。

レガシーでもMaverickといったデッキで頻繁に採用される。ビートダウン同士のマッチアップで鍵を握るほどの重要カードで、1ターン目に除去できなければフェアデッキはこれ1枚でほぼ詰むとも評される。

もちろん無色の除去や、対象を取らずダメージでもない除去は普通に効く。当時は火薬樽/Powder Kegや仕組まれた疫病/Engineered Plague等がよい対策手段になった。またウルザ・ブロック最強のクリーチャー、マスティコア/Masticoreも同様で、その価値を相対的に押し上げたとされる。

• 自分のクリーチャーにつけられた平和な心/Pacifismなどの妨害用オーラをはがすのにも使える。
• 本当によく勘違いされるが、この能力は自分がコントロールしているクリーチャーしか対象にできない。対戦相手のクリーチャーに対して「その怨恨/Rancor外します」「無理です」とのやり取りがトーナメント会場で何度も交わされた。
  • 今は亡きゲームぎゃざにおいては何と「クイズ」で出題者がこれを勘違いしたまま問題を出題していたという凄い例もあるので、一般のプレイヤーが勘違いしてしまうのは無理も無いのかもしれない。
• デュエルデッキ:エルズペスvsキオーラに新規イラストで収録された。

関連カード

亜種

• 献身的な世話人/Devoted Caretaker - インスタントとソーサリーに対するプロテクションを与える。
• 心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard - 起動コストが自身の生け贄になった使い捨て版。
• Mother of Goons - 銀枠版パロディ・カード。

参考

• カード個別評価：ウルザズ・レガシー - アンコモン
• カード個別評価：エターナルマスターズ - レア