翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger
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クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) スカウト(Scout) レインジャー(Ranger)
翡翠光のレインジャーが戦場に出たとき、これは探検を行い、その後これはもう一度探検を行う。(あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。それが土地であるなら、そのカードをあなたの手札に加える。そうでないなら、このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置き、その後、そのカードを戻すかあなたの墓地に置く。その後、この手順を繰り返す。)
2/1ETBで2度探検を行う緑のマーフォーク・スカウト。マーフォークの枝渡り/Merfolk Branchwalkerの上位種にあたる。
2度の探検による結果は「4/3」「3/2+土地1枚」「2/1+土地2枚」の3通りで、いずれも3マナとしてはコスト・パフォーマンスが高い。ライブラリーを最大2枚掘り進め、その状況で不要なカードを弾けるのでデッキ全体の安定性にも一役買う。1枚で探検を複数回行えるので野茂み歩き/Wildgrowth Walkerとの相性は抜群。また巻きつき蛇/Winding Constrictorやパンハモニコン/Panharmoniconがあれば6/5として運用できることもあるなどポテンシャルも高く、更にはマーフォークの部族シナジーも受けられる。とはいえ、戦力が欲しい時に2/1になったり、土地を引き込みたいときに4/3になったりと、結果がやや不安定なのは欠点。
スタンダードでは登場時より黒緑巻きつき蛇をはじめとする緑の絡むデッキで採用されている。スカラベの神/The Scarab Godとは特に相性が良く、この点を活かしたグリーンスカラベがグランプリブリュッセル18ベスト4入賞を果たしている[1]。 ローテーション後もスゥルタイ・ミッドレンジ#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期の主戦力として引き続き活躍。
リミテッドでは緑のダブルシンボルが出るなら間違いなく入るカード。3ターン目までに4/3を止められるカードが出てくることは少ないし、4~5マナまで伸ばせることが確定してもおいしい。
- 3マナ3/2+1ドローという結果は、奇しくもこのカードと入れ替わりでスタンダード環境から追放されたならず者の精製屋/Rogue Refinerを彷彿とさせる。
- 「探検を行い、もう一度探検を行う」までが一つの能力であり、一度目の探検と二度目の探検の間に割り込むことはできない。特に、一度目の探検でライブラリーの一番上にカードを置いた場合、二度目の探検でそのカードを再び公開して二つ目の+1/+1カウンターを置く動きに対しては妨害ができないため注意。
開発秘話
このカードはイクサランの相克をデザインする初期段階から存在していた。当初はコモンだったが、すぐにその能力が強力でエキサイティングであることに気づき、レアのマーフォークとして作り直された[3]。
参考
- ↑ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:グリーンスカラベ(スタンダード) 岩SHOWの「デイリー・デッキ」(Daily MTG 2017.8.24)
- ↑ Rivals of Ixalan Release Notes/『イクサランの相克』リリースノート(Feature 2018年1月5日)
- ↑ Designing Rivals of Ixalan/『イクサランの相克』のデザインをする(Card Preview 2018年1月2日 Ben Hayes著)