ただれたミイラ/Festering Mummy
提供:MTG Wiki
Festering Mummy / ただれたミイラ (黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
ただれたミイラが死亡したとき、クリーチャー1体を対象とする。あなたはそれの上に-1/-1カウンターを1個置いてもよい。
1/1死亡すると対象に-1/-1カウンターを置けるゾンビ。
1マナのチャンプブロック要員としてはそれなりに優秀な一枚。単体でもタフネス2までの相手と相打ちを取れ、大型クリーチャー相手であっても弱体化させることで後々の被害を減らせる。能動的に生け贄に捧げる手段があるともっと良い。
- ただれたゴブリン/Festering Goblinとは名前も能力も似ており上位互換となっているが、これは意図的なものである。下記の開発秘話を参照。
開発秘話
Mark Rosewaterの「『アモンケット』語り その2」(参考/翻訳)によると、このカードはアモンケットにおいて1マナのミイラを作成する目的でデザインされた。上述のただれたゴブリンが元になっており、アモンケットで-1/-1カウンターの利用がテーマになっていることと、ただれたゴブリンが作られたオンスロート当時からのカードパワーの上昇を考慮し、-1/-1修整を与える能力が-1/-1カウンターを置く能力に変更された。クリエイティブ・チームは、元ネタを知っているユーザーに向けて「ただれた/Festering」という単語を名前に入れた。
- 上記のコラムには不可解な点もある。以下はその引用。
- 1マナのミイラが必要だったので、我々はよく使う方法を使うことにした。Gathererを使って、同じマナ・コストやサイズの過去のカードを検索するのだ。『アモンケット』以前には、1マナ1/1の黒のゾンビは10種類いた。しかし、どれもピンと来るものではなかった。そこで我々は検索範囲を広げ、ゾンビに限らず黒のクリーチャーを検索することにした(クリーチャーのクリエイティブ面を変更して、クリーチャー・タイプを新しいものにすることはいつでもできるのだ)。条件に当てはまるものは74種類だった。その中で我々の目を引いたのが、このカード[ただれたゴブリン]であった([]内引用者)。
- 引用部分では、ただれたゴブリンのクリーチャー・タイプがゾンビでないような記述になっているが、初出時からゴブリン・ゾンビである。アモンケット以前までの範囲を同条件で検索すると、コラムにもあるように10種類のカードがヒットするが、その中にはただれたゴブリンが含まれている。
- 同様の疑問はMark Rosewaterのtumblrアカウントにも寄せられており(参考)、そこで彼は「純粋なゾンビという意味だったんだ。ゴブリンはアモンケットにいないのさ。(I meant just a Zombie. Goblins aren’t on Amonkhet.)」と述べている。たとえそういう意味だったとしても、「1マナ1/1の黒のゾンビは10種類いた」という彼の記述は間違っていたことになる。