流城の隊長/Stromkirk Captain
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黒赤の吸血鬼のロード。自身は先制攻撃を持ち、他の吸血鬼にも先制攻撃を与える。
P/T強化と先制攻撃は相性がよく、クリーチャー同士の戦闘を有利に進められるようになる。自身も先制攻撃を持つため、ロードでありながら小型クリーチャー程度とならば戦闘をこなせる。2色デッキにする必要があるが、吸血鬼デッキを支える強力なロード。
- 歴代の吸血鬼のロードはクセが強いものが多く、「+1/+1修整+キーワード能力」という標準的なロードはこれが初。もっともこれも多色という点ではややクセがあるとも言えるが。
- 同じ+1/+1修整+先制攻撃を与えるロードには白・兵士の陸軍元帥/Field Marshalがいる。
- 比較して、自身も先制攻撃を持つうえ、敵を強化する危険がない点でこちらのほうが性能が高い。この差は色の役割などの問題というより、単純に時代の差であろう。
関連カード
サイクル
闇の隆盛の多色ロードのサイクル。人間以外の主要クリーチャー・タイプに1枚ずつ存在する。いずれもアンコモンで3マナ2/2。狼男のロードである常なる狼/Immerwolf以外は「隊長」の名を冠し、兵士のクリーチャー・タイプを持つ。
- ドラグスコルの隊長/Drogskol Captain
- 戦墓の隊長/Diregraf Captain
- 流城の隊長/Stromkirk Captain
- 常なる狼/Immerwolf
イニストラードから闇の隆盛の時間経過により怪物の力が増していることを表現したサイクルである。アンコモンなのはリミテッドでのタイプ的デッキ促進を兼ねている。(→Dark Shadows, Part 1/暗き影 その1参照)
Sam Stoddardは後にこのサイクルについて、リミテッドで「カードパワーが高すぎて『ピックできれば勝ち』になってしまう」「どのクリーチャー・タイプでも似たような戦略になってしまい、各クリーチャー・タイプの個性が表現されない」という問題点があったと指摘している。(Revisiting Tribal/部族再訪)