無垢の血/Innocent Blood
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1マナの布告。残酷な布告/Cruel Edictより軽い代わりに、自分もクリーチャーを生け贄に捧げなくてはならなくなった。
一見すると2対1交換でカード・アドバンテージを失ってしまう効果だが、例えばこちらがクリーチャーを1枚もコントロールしていなければデメリットは無くなり、ただ1マナ軽いだけの残酷な布告として使える。
序盤からクリーチャーを使わないタイプのデッキやノンクリーチャーなどでは優秀な除去カードとして重宝される。当時のスタンダードやオデッセイ・ブロック構築では黒コントロールやサイカトグの主力除去カードとして活躍した。対戦相手のサイカトグ/Psychatogへの有力な対抗手段となったことも大きい。レガシーでも除去の候補に挙がる。
- この呪文は対象を取らないので、戦場のクリーチャーの有無にかかわらず、唱えられる。生け贄に捧げるクリーチャーがいないなら、単に何もしないだけである。
- 多数のクリーチャーを巻き込むものではないが、対象を取らない、お互いのクリーチャーに効果が及ぶなど、性質としては全体除去に近い。小さな神の怒り/Wrath of Godと表現できる。事実ミルストーリーのごとく、ノンクリーチャーにしてデメリットを防ぎ、除去としてこれを搭載した青黒の石臼/Millstoneデッキがあった。
関連カード
オデッセイの類似カード
オデッセイの特定のカード・タイプのパーマネントを各プレイヤーに生け贄に捧げさせるソーサリー。いずれもコモンであり、黒・赤・緑に存在する。
- 無垢の血/Innocent Blood (クリーチャー)
- 振動/Tremble (土地)
- 簡略化/Simplify (エンチャント)
主な亜種
- 血のやりとり/Barter in Blood - 生け贄がクリーチャー2体ずつになった上位種。(ミラディン)
- 肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder - CIP効果が無垢の血と同じクリーチャー。(アラーラの断片)
- ギルドとの縁切り/Renounce the Guilds - クリーチャーではなく多色のパーマネント。(ドラゴンの迷路)
- 消灯/Curfew - 互いに生け贄ではなく互いにバウンス。(ウルザズ・サーガ)