霊気装置の展示/Servo Exhibition
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1/1のトークンを2体生成するソーサリー。急報/Raise the Alarmまたは主の呼び声/Master's Callの流れを汲むカードであるが、インスタントだったそれらとは異なりソーサリーになっている。
カラデシュにはアーティファクトの有無を参照しているカードが多く、それらの下準備としてトークンを複数配置できる便利な呪文。搭乗2の機体と組ませるなら2マナでパワー2のクリーチャーでも事足りるが、搭乗1の機体を複数枚使っているなら話は別。それぞれを別の機体に乗せる、1体を機体に搭乗させもう1体をチャンプブロッカーとして残すといった柔軟な戦術を取ることが可能になる。墓地にソーサリーが即座に落ちるので、イニストラードを覆う影ブロックの昂揚カードの種としても(普通のクリーチャー・カードよりは)役立てる。
元となった急報と比べ、ソーサリーになっているため奇襲的にブロッカーを増やす使い方ができないのは残念。出てきたトークンが多くのアーティファクト破壊呪文に巻き込まれてしまうのも弱点といえる。それでも出てくるトークンがアーティファクトであることが、有り余って利点となるデッキは多い。よく見かける単純な呪文だが、カラデシュのメカニズムと合致することで数多くのシナジーを得られる良カードとなっている。
リミテッドでは2マナ2/2相当の時点で戦力として十分。機体を拾えているならいつ引いても嬉しい。序盤は戦線を支え、終盤はチャンプブロッカーの水増しにできる。
参考
- 「賭けてみるか、エーテルパンク?」 その2(Making Magic 2016年10月3日 Mark Rosewater著)
- カード個別評価:カラデシュ - アンコモン