嵐の活用/Harness the Storm

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手札からインスタントソーサリー呪文唱えた時、同名カード墓地にあればそれを唱えられるようになるエンチャント

墓地のカードの分のコストも支払う必要があるが、逆に言えばそれだけでカード・アドバンテージを得ることができる。マナ・コスト軽いカードであれば複数枚デッキに採用しても負担は軽く、また嵐の活用により唱えるのも容易い。性質上、同名カードを積みやすい構築向けで、リミテッドでの採用はやや厳しいか。

  • 紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascensionと相性が良い。墓地に同名カードを置いておくという条件が共通しているうえ、嵐の活用によって墓地から唱えたぶんも紅蓮術士の昇天でコピーされるので、1枚の呪文が都合4倍になる。

ルール

  • インスタント呪文かソーサリー呪文を唱えた直後に対象を選ぶ必要があるため、「唱えた呪文が打ち消され墓地に置かれた後で、それを嵐の活用の能力の対象とする」といったことはできない。
  • 対象としたカードを唱えるかどうかは、この能力の解決時に自分が選ぶ。その呪文を後になって唱えることはできないし、自分の意思に反してそれを唱えなければならないような状況を対戦相手が作り出すこともできない。
  • 手札から唱えた呪文が嵐の活用の誘発型能力に対応して打ち消されたとしても、能力の解決時には依然として対象としたカードを唱えることができる。
  • これにより墓地のカードを唱えることを選んだ場合、呪文のコストを支払うので、覚醒コストや怒濤コストなどの代替コストを支払うことができる。キッカー・コストのような追加コストを支払うこともできる。稲妻の斧/Lightning Axeのような強制の追加コストがあるなら、そのカードを唱えるにはそれを支払わなければならない。
  • 墓地から唱える呪文は、手札から唱えた方の呪文を対象とすることができる。そして墓地から唱えた呪文は、手札から唱えた呪文よりも先に解決される。それは、解決された後であなたの墓地に置かれる。
  • この能力が誘発するのは手札から唱えた時のみである。たとえばマッドネスにより唱えた場合、それは追放領域から唱えられているので嵐の活用の能力を誘発させない。もちろん嵐の活用の能力により唱えられた呪文も墓地から唱えられているため、さらにもう1枚墓地に同名カードがあったとしても能力が誘発することはない。
  • 墓地に何枚同名カードが落ちていようとも、これの誘発型能力で対象にすることができるカードは1枚だけである。
  • 魔巧昂揚のような、解決時に墓地のカードの枚数等を参照する能力との相互作用に注意。嵐の活用の能力により唱えられたカードはスタック領域に移動しているため、「墓地にあるカード」として数えることはできない。

参考

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