ツリーフォークの若木/Treefolk Seedlings
提供:MTG Wiki
クリーチャー — ツリーフォーク(Treefolk)
ツリーフォークの若木のタフネスは、あなたがコントロールする森(Forest)の数に等しい。
2/*パワーが上がったPeople of the Woods、もしくは防御型のとぐろ木食い虫/Coiling Woodworm。
森を多く入れているのならダメージで破壊できないほど硬くなる。しかしパワーは一定なので、序盤はともかく中盤以降は硬いだけのクリーチャーに成り下がってしまう感も。
ブロッカーとして使うなら罠根の神/Traproot Kamiの方が便利だが、攻撃に参加できるメリットがあるので用途に合わせて採用したい。
- 入れ替えや包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerでアタッカーにも。
- 森を1つだけコントロールしている場合を除いて、ダングローブの長老/Dungrove Elderに劣る性能。
- 第7版再録の折、Don Hazeltine氏による新規イラストと新規フレイバー・テキストを習得。
ストーリー
AR55年のドミナリア/Dominaria。当時兄弟戦争/Brothers' Warは末期に突入しており、ウルザ/Urzaとミシュラ/Mishraの両軍は、戦争のための新しい資源に困窮していた。様々な資源に恵まれた豊穣なる肥沃な大地/Fertile Ground、アルゴス/Argoth島。この島の資源を見逃すことが出来なかった両軍は、それぞれアルゴス島へ乗り込み、アルゴスの資源を奪い合った。しかし、両軍が行った島への蹂躙を決して許せない者たちがいた。アルゴス島と共存するエルフやツリーフォークらなどである。ツリーフォークの若木/Treefolk Seedlings(イラスト)もまた、両軍が行ったアルゴス島への侵略・蹂躙を許さなかったものたち、アルゴス島に土着していたものたちの一部だ。
兄弟がアルゴスに上陸した年、木々は普段の年の5倍もの種を生産した。(出典:ウルザズ・サーガ)
フレイバーテキスト中の”兄弟/the brothers ”とは、ウルザ・ミシュラの兄弟の事を指しており、また、広義でウルザ・ミシュラ兄弟が率いた両軍の事も指している。両軍、そして両軍によるアルゴス島の蹂躙に対し、島と森の木々、つまりツリーフォークたちは様々な手段で必至の抵抗を行った。「木々は普段の年の5倍もの種を生産した。/the trees produced five times as many seeds as normal.」という記述は、そうして木々が行った抵抗の一つである。アルゴスの森や自然を維持するため、根を持つ仲間を絶やさないため、戦いのため、種の存続のため、次の世代へ命を繋ぐため・・・木々(ツリーフォーク)たちは多くの種を蒔いた。しかしながら、兄弟がアルゴスに上陸したAR64年の下半期。木々たちが行った数々の抵抗も虚しく、アルゴス島は哀しい結末を迎える事となる。
第7版に再録された際はウルザズ・サーガ版と異なり、アルゴス島のツリーフォークではなく、遥か遠く離れたエローナ/Aerona大陸、ラノワール/Llanowar地方のツリーフォークとして描かれた。
どんなに大きな森も、始まりは一本の若木。― ラノワールの諺(出典:第7版)