カード・アドバンテージ
提供:MTG Wiki
カード・アドバンテージ(Card Advantage)とは、使用可能なカードの枚数における優位性(アドバンテージ)のこと。ドローと密接に関係する概念であることから、「ドロー・アドバンテージ」と呼ばれることもある。
マジックではそのままゲームを進行していく限り、先攻のハンディキャップとしての最初のドローを除けば、両者のドロー回数は同じである。自由に使えるカードが多い方が有利になるのは明白なので、何らかの手段で相手よりも多くの枚数を確保することで優位を得ることができる。
相手との「自由に使えるカードの枚数」に差が付くのは、主に2つのパターンに分かれる。
1つ目は、何らかの手段で相手より多くのカードを手に入れる場合。
- ネクロポーテンス/Necropotenceや蓄積した知識/Accumulated Knowledgeなどを使って、使ったカードよりも多くのカードを手に入れる。
- ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardanを墓地から手札に戻すなど、カード枚数の損失無しに何らかのアクションを行う。
2つ目は、何らかの手段で自分よりも多くの損害を相手に与える場合。
- 神の怒り/Wrath of Godなど、1枚のカードで相手のクリーチャーを2体以上除去する。
- 呆然/Stuporなどで、1枚のカードで複数枚のカードを手札から捨てさせる。
- 獣群の呼び声/Call of the Herdなど、1枚のカードで相手に2枚以上の除去を使わせる。
大量のマナや、時にはライフが代償として必要になることもある。カード・アドバンテージさえ取れれば他はどうでもいいと言う訳ではないので、常にライフ・アドバンテージやマナ・アドバンテージと天秤にかけていく必要があるが、大抵はカード・アドバンテージを取る方向で行けば有利になれる事が多い。つまり、それだけ直接的なアドバンテージの類だと言う事である。