潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage
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クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
潮縛りの魔道士が戦場に出たとき、対戦相手1人がコントロールする赤か緑のクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。そのクリーチャーは、あなたが潮縛りの魔道士をコントロールし続けているかぎり、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
2/2基本セット2014の色対策カードサイクルの青。地下牢の霊/Dungeon Geistsによく似た、赤か緑のクリーチャーをタップ状態で封じ込める能力を持つ。
2マナで2/2の戦力を盤面に追加しながら、擬似除去により実質1枚分のボード・アドバンテージを得られるのは非常に強力。ただし、除去などで戦場を離れるとそのアドバンテージを取り戻されてしまう点には注意が必要。特に赤からすればタフネス2でこの能力は真っ先に焼きたくなるクリーチャーといえる。また赤や緑のクリーチャーを持たないデッキに対しては実質バニラとなる点も問題である。
多種多様な赤・緑のクリーチャーが活躍しており、なおかつ青を含むビートダウンないしクロック・パーミッションが組めるなら採用を考えられる。特に火力に強いボロスの反攻者/Boros Reckoner、カウンターと手札破壊に強いロクソドンの強打者/Loxodon Smiter、墓地送りや追放に強いスラーグ牙/Thragtuskなどの厄介なクリーチャーをまとめて対処できるのは優秀。また、開始2ターン目にマナ・クリーチャーを封じた場合、ボード・アドバンテージに加えてテンポ・アドバンテージも得られる可能性があり、青の濃いデッキでのサイドボードに活躍が期待される。
マーフォーク・ウィザードという部族シナジーを受けやすいクリーチャー・タイプであることも重要で、特にモダンやレガシーのマーフォークデッキではメインデッキからの採用も考えられる。死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanやタルモゴイフ/Tarmogoyfなどの汎用性の高いクリーチャーに加え、マーフォークデッキの天敵である渋面の溶岩使い/Grim Lavamancerを(対応して起動されなければ)無力化できる点は大きい。
テーロス参入後のスタンダードでは、ダブルシンボルの熊という点に着目され、青単信心でメインデッキから採用されている。相手が赤や緑であった時の強力さもそうだが、そうでなかったとしても青への信心を2点稼いでくれる。
- カード名の読みは「うしおしばりのまどうし」。
- 過去の色対策カードの中では本能の制御/Controlled Instinctsが近いが、異なる部分も多い。
- サイクルの他のカードは3マナだが、このカードだけは2マナ。このような例はかつてのアトランティスの王/Lord of Atlantisなどにも見られる。
関連カード
サイクル
- 鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin
- 潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage
- 生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie
- 精神灼き/Mindsparker
- 魔女跡追い/Witchstalker