心の傷跡/Traumatize

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2022年5月2日 (月) 12:08時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
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一気にライブラリーを半分にしてしまう超絶ライブラリー破壊カードXドローを除けば、これだけ一気に大量に削ることのできるカードは画期的であった。

ライブラリー破壊デッキでは、石臼/Millstoneなどでちまちま削るしかなかったこれまでよりも、一気にライブラリーアウトに近づけるのは魅力。石臼では絶望的だったバベルにも対抗できる可能性が見えてくる。

しかし、カウンター濃霧/Fogなどを構えておきたいライブラリー破壊デッキでは、このマナ・コスト重さは隙が大きくなりがちなのがネック。通常の60枚デッキに対して使っても高々20数枚程度削るのが限度であり、隙を減らすために土地が並ぶまで待っていてはさらに削る枚数は減っていく。バベルに対しても、4~500枚以上のデッキでなければ機知の戦い/Battle of Witsを封じることができるが、ライブラリーアウトを狙うには1回唱えるだけでは不足。いまいち相性がよろしくない。

どちらかと言うと自分対象にして墓地を一気に肥やすために使われる場合が多い。スレッショルドフラッシュバックインカーネーションルアゴイフなど、シナジーを形成するカードは多岐にわたって存在する。墓地を活用できるデッキならば、実質的に連絡/Tidingsより大きなアドバンテージを得ることもできる。

オデッセイ時代にはサイカトグ/Psychatogを爆発的に強化するために使われることがあった。ラヴニカ・ブロック退場後のスタンダードでも、発掘というキーワード能力を失い消滅するかに思われたナルコブリッジの復活に一役買った。

  • 同時に墓地に置かれるカードは、そのオーナーが置く順番を自由に決定できることに注意。ライブラリーをそのままひっくり返して置いてもよいが、墓地の順番を参照するカードがある場合はよく考えた方がよいだろう。

コンボの例

その他

  • 登場最初は高い評価を受けていたのだが、トーナメントの評価を待たず、すぐに凋落してしまった過去をもつ。
  • ライブラリーの枚数を数えざるを得ない数少ないカード。とはいえ、普通なら自分のデッキの総枚数ぐらいは把握しているはずなので、ライブラリー以外の領域にあるカードの合計を計算して引いた方が手っ取り早い。
  • 「端数切り上げ」でなく「端数切り捨て」なのは、最後の1枚を削ることができないようにしたかったため[1]
  • 「Trauma」は「身体的外傷」「心的外傷」の両方の意味を持つが、ここでは日本語における「トラウマ」としても聞き慣れた後者の意味。「Traumatize」は「トラウマを与える」といった意味になる。

関連カード

ライブラリーを約半分にするカード。

切り捨てた半分を切削(心の傷跡と同じ)
切り上げた半分を切削(ライブラリーが奇数枚なら心の傷跡より多く削る)

脚注

  1. 「Working Your Core」/「『基本』的な働き」Making Magic 2013年7月8日 Mark Rosewater著)

参考

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