血の調停者、ヴィシュ・カル/Vish Kal, Blood Arbiter
提供:MTG Wiki
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
飛行、絆魂
クリーチャーを1体生け贄に捧げる:血の調停者、ヴィシュ・カルの上に+1/+1カウンターをX個置く。Xはその生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーである。
血の調停者、ヴィシュ・カルからすべての+1/+1カウンターを取り除く:クリーチャー1体を対象とする。それはこれにより取り除かれた+1/+1カウンター1個につき、ターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。
自身のクリーチャーを+1/+1カウンターに変えられる伝説の吸血鬼。さらに+1/+1カウンターを使ってマイナス修整を与えることもできる。
それぞれの能力の起動にマナやタップがいらないため連続使用が可能で、元となるクリーチャーを大量に用意しておけば、システムクリーチャーやブロッカーなどを次々に除去できる。ただし一度起動するたびにすべての+1/+1カウンターを消費してしまうため、そのままだとクリーチャー1対1交換にしかならず、アドバンテージに直結しない。効率よく運用するには、パワーが1以上のトークンを生産する手段や、リアニメイトなどでクリーチャーを使い回せるギミック、あるいは別ルートで直接+1/+1カウンターを乗せる手段などが必要になるだろう。
飛行に絆魂とクリーチャーとしての性能も悪くないため、そのまま攻撃してもよい。1つ目の起動型能力で自身のクリーチャーを生け贄に捧げてやれば思わぬ大ダメージを与えることもできる。例えばファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtを戦場に出した際に生け贄に捧げれば1マナで17/17まで強化される。
また、自身の能力で自身を生け贄に捧げられる点も地味に重要。通常の構築環境では対戦相手にコントロールを奪われそうなときの対策ぐらいにしかならないが、統率者戦において統率者に指定しているときは、統率領域に戻れないタイプの除去(混沌のねじれ/Chaos Warpやバントの魔除け/Bant Charmなどのライブラリーの中に戻すものなど)への対策にもなる。
- 血の長の刃/Blade of the Bloodchiefと相性が良い。一度クリーチャーを墓地に送ればタフネス2以下のクリーチャーを好きなだけ除去することができる。
- 木立ちの守護者ネマタ/Nemata, Grove Guardianのような特定の特性のクリーチャーを生け贄に捧げるものや、オルゾヴァの幽霊議員/Ghost Council of Orzhovaのようなマナを支払ったり自身をタップしたりして生け贄に捧げるものは以前から存在したが、他のコストなしに任意のクリーチャーを生け贄に捧げる起動型能力を持つ伝説のクリーチャーはこれが初である。
関連カード
サイクル
- 血の調停者、ヴィシュ・カル/Vish Kal, Blood Arbiter
- 苦痛の芸術家、ニン/Nin, the Pain Artist
- 歩く墓場、髑髏茨/Skullbriar, the Walking Grave
- 戦いの熾天使、バサンドラ/Basandra, Battle Seraph
- トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest