引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
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2010年5月21日 (金) 21:51時点における版
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
この呪文は打ち消されない。
あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
飛行、プロテクション(1色以上の呪文)、滅殺6
引き裂かれし永劫、エムラクールがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。
歴代最高のパワー/タフネス(銀枠除く)をはじめとした過剰なまでの戦闘性能を備えた伝説のエルドラージ。
飛行と滅殺6の基本性能に打ち消されない能力、さらに唱えることさえできれば追加のターンを得られるため、実質的に速攻を持ち、唱えた際に生じた隙まで埋めることが可能である。ただコストの重さが何よりの問題で、リアニメイトするにも最後の能力が邪魔になる。しかしエルドラージ覚醒のブースターパックを用いたリミテッドは低速環境であり、エルドラージ・落とし子・トークンなどからの大量マナで素出しされゲームを決めることもあり得なくない。構築では専用に組まれたエルドラージデッキのフィニッシャーとして、またオースならば追加ターンを度外視してその破壊力を買って投入できるかもしれない。
プロテクション(有色の呪文)は、強力な回避能力でもあった大祖始/Progenitusのプロテクション(すべて)とは異なり、どちらかと言えばプロテクション(インスタント呪文かソーサリー呪文)に近いものである。 除去耐性としての信頼性は高いが、呪文ではない能力に対しては無防備であるため、タッパーなどのシステムクリーチャーによってあっさり押さえ込まれてしまうこともあるだろう。
- 有色のオーラは、唱えずに直接戦場に出す、オーラの移植/Aura Graftなどでつけ替えるなどの方法でならエムラクールにエンチャントすることが可能である。呪文として唱える時点では対象をとるためプロテクションに引っかかる。
- 忘却の輪/Oblivion Ringなどは全体エンチャントとして戦場に出た後の能力であるため、エムラクールを対象に取れる。
- ちなみにエムラクールのプロテクションをすり抜ける(対象に取る、またはダメージを与える)ことのできる呪文は単体では幽霊火/Ghostfireとエルドラージの徴兵/Eldrazi Conscriptionしかない。
- P/Tの高さが目立つが、点数で見たマナ・コストもドラコ/Dracoに次いで歴代2位。同セットの爆発的天啓/Explosive Revelationと合わせてドラコ爆発ならぬエムラクール爆発のようなデッキが作れるかもしれない。
- エルドラージの異形の姿はクトゥルフ神話をモチーフにしてデザインされているが、このカードは特に顕著である。(イラスト)
関連カード
サイクル
エルドラージ覚醒の神話レアの伝説のエルドラージ・クリーチャー・サイクル。いずれも無色で、唱えたときに誘発する誘発型能力と、墓地に置かれたときに墓地をライブラリーに加えて切り直す誘発型能力を持つ。
- 真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth
- 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
- 無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre