エターナルウインド

提供：MTG Wiki

2010年1月25日 (月) 19:47時点における版

エターナルウインド(Eternal Wind)は、エンチャントレスデッキの一種で、気流の言葉/Words of Windを使ったロックに近いデッキ。「エンドレスウインド」と呼ばれることもある。2003年のエクステンデッドでメタ外から突如登場し、猛威を振るった。

エンチャントレスはドローエンジンとコンボパーツを兼ねる。

各種エンチャントやセラの聖域/Serra's Sanctumによるマナ加速とエンチャントレスによるドロー加速により準備を整える。
その後、「エンチャントレス2枚以上」と「繁茂/Wild Growth等を付けて土地2つから6マナ以上出せる状態」とフェアリーの大群/Cloud of Faeriesが揃ったら

1. 土地からマナを引き出して繁茂/Wild Growthをプレイ。
2. 繁茂/Wild Growthのプレイによる2ドローに対して気流の言葉/Words of Windを起動、既に場にある他の繁茂/Wild Growthとフェアリーの大群/Cloud of Faeriesを手札に戻す。
3. フェアリーの大群/Cloud of Faeriesをプレイ。土地をアンタップする。
4. 1に戻る。

という手順を繰り返して無限マナを生成する。この過程で対戦相手もパーマネントを2つ手札に戻す事になるため、繰り返していれば対戦相手のパーマネントはきれいさっぱり無くなる。

大量マナを出した後のフィニッシャーは生ける願い/Living Wish経由のラクァタス大使/Ambassador Laquatusなど。

コンボの完成が速い（4ターン程度）うえ、対策していないと対処が非常に難しい。 このデッキは、相手がどんなクリーチャーを出してもほとんど影響が無く、カウンターにも強い（打ち消されてもエンチャントレスでドローできる）ためである。

• これが猛威を振るった理由の一つに、当時このデッキの天敵である破滅的な行為/Pernicious Deedがメタの関係であまり使われなくなっていたことが挙げられる。
• 呪文を何度もプレイし続ける関係上、抵抗の宝球/Sphere of Resistanceも天敵である。
  • 広島の後に行われたマスターズ横浜03でGabriel Nassifがこのデッキを使用して決勝まで勝ち進んだが、対戦相手のBob Maherがサイドボードから投入した抵抗の宝球によりあえなく優勝できなかった。
  • 同様の理由で呪文ショック/Spellshockも苦手。
• 上述の破滅的な行為や平穏/Tranquilityなどの大量エンチャント破壊をまともに受けると大変な事になる。それを防ぐためにサイドボードに軽快なリフレイン/Lilting Refrainを4枚投入する事が多い。
• クリーチャー、エンチャント破壊が少ないため、古の法の神/Kami of Ancient Law、浄化の印章/Seal of Cleansingにかなり弱い。

サンプルレシピ

• 備考
  • グランプリ広島03優勝 （参考）
  • 使用者:東大陽
• フォーマット
  • エクステンデッド（第６版〜第７版＋テンペスト・ブロック〜オンスロート）

• 一番最初に登場した時のデッキ。
• サイドボードに1枚ずつ入っている土地とクリーチャーは、当時一般的だった願い（このデッキでは生ける願い/Living Wish）を用いたシルバーバレット戦略用である。

参考

• エンチャントレス
• デッキ集