同型再版

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(サブタイプの話は秘儀しか関係ないので、少々ずるいかも。)
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'''同型再版'''(''Functionally Identical Reprint'')とは、以前作られた[[カード]]を、機能はそのままで[[カード名]]を変えて別の[[エキスパンション]]に登場させること。なお、この訳は[[ホビージャパン]]のコラムで用いられていたものであるが、日本語の文章に長々とした英語が混じると不自然なので、このWikiではこの訳語に統一する。
 
'''同型再版'''(''Functionally Identical Reprint'')とは、以前作られた[[カード]]を、機能はそのままで[[カード名]]を変えて別の[[エキスパンション]]に登場させること。なお、この訳は[[ホビージャパン]]のコラムで用いられていたものであるが、日本語の文章に長々とした英語が混じると不自然なので、このWikiではこの訳語に統一する。
  
[[基本セット2010]]では以下のようなものが登場している。
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最近のものから例を挙げると、以下のようなものが登場している。
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! style="background-color:#ddeeff" | 以前作られたカード  
 
! style="background-color:#ddeeff" | 以前作られたカード  
 
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! style="background-color:#ffeedd" | 基本セット2010のカード
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! style="background-color:#ffeedd" | 新たに作られたカード
 
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|[[おとりの達人/Master Decoy]]||[[目潰しの魔道士/Blinding Mage]]
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|[[セファリッドの物あさり/Cephalid Looter]]([[オデッセイ]])||[[無謀な識者/Reckless Scholar]]([[ゼンディカー]]
 
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|[[首のへし折り/Neck Snap]]||[[神聖なる評決/Divine Verdict]]
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|[[空民の助言/Counsel of the Soratami]][[神河物語]]||[[予言/Divination]][[基本セット2010]]
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|[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]||[[先兵の精鋭/Elite Vanguard]]
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|[[うろつく空狩人/Skyhunter Prowler]]||[[グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel]]
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|[[遍歴の騎士/Knight Errant]]<br>[[志願新兵/Fresh Volunteers]]<br>[[栄光の探求者/Glory Seeker]]||[[銀毛のライオン/Silvercoat Lion]]
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|[[北風乗り/Mistral Charger]]||[[嵐前線のペガサス/Stormfront Pegasus]]
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|[[空民の助言/Counsel of the Soratami]]||[[予言/Divination]]
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|[[霊魂放逐/Remove Soul]]||[[本質の散乱/Essence Scatter]]
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|[[説得/Persuasion]]||[[精神の制御/Mind Control]]
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|[[空飛ぶ男/Flying Men]]||[[西風のスプライト/Zephyr Sprite]]
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|[[死者再生/Raise Dead]]||[[墓暴き/Disentomb]]
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|[[薄暮のインプ/Dusk Imp]]||[[ケリノアのコウモリ/Kelinore Bat]]
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|[[屑肉を引き裂くもの/Dreg Reaver]]||[[ゾンビの大巨人/Zombie Goliath]]
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|[[脅しつけ/Threaten]]||[[反逆の行動/Act of Treason]]
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|[[オーク弩弓隊/Orcish Artillery]]<br>[[Orcish Cannoneers]]||[[ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery]]
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|[[剣歯虎/Sabretooth Tiger]]||[[ヴィーアシーノの槍狩人/Viashino Spearhunter]]
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|[[護民官の道探し/Civic Wayfinder]]||[[国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger]]
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|[[ネシアンの狩猟者/Nessian Courser]]||[[ケンタウルスの狩猟者/Centaur Courser]]
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|[[灰色熊/Grizzly Bears]]||||[[ルーン爪の熊/Runeclaw Bear]]
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同型再版は[[クリーチャー]]に多く、カード名や[[クリーチャー・タイプ]]がその[[ブロック (総称)|ブロック]]の世界観に合わない場合などに、それを適切なものに変更するのが目的である。上の例で言えば、神河にはワイアウッドという地名もなければ、[[エルフ]]もいないので、[[ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf]]を[[大蛇の支援者/Orochi Sustainer]]として[[再録]]したのである。
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同型再版は、カード名や[[クリーチャー・タイプ]]がその[[ブロック (総称)|ブロック]]の世界観に合わない場合などに、それを適切なものに変更するのが目的で作られる。
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クリーチャー・タイプは世界観と関係が深く、同型再版は比較的[[クリーチャー]]に多い。
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この理由から、クリーチャーに対して同型再版と言う場合は、基本的にクリーチャー・タイプの違いを考慮しない。そのため同型再版であっても他のカードとの相互作用により[[カード]]の強さや役割が変化する場合もありうる。
  
上の理由から、クリーチャーに対して同型再版と言う場合は、基本的にクリーチャー・タイプの違いを考慮しない。そのため同型再版であっても他のカードとの相互作用によりカードの強さや役割が変化する場合もありうる。
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*上表の例で言えば、[[ゼンディカー]]には[[セファリッド]]という[[種族]]は存在しないし、[[ムーンフォーク|空民]]は[[神河/Kamigawa]]特有の種族名で[[基本セット2010]]のデザイン方針にそぐわなかった。そのため、それぞれ同じ機能を持つカードを、より適切な形にデザインし直した上で[[再録]]された。
  
 
同型再版により、事実上同じカードを1つの[[デッキ]]に8枚、もしくはそれ以上入れられるようになることがある。そのため、あまり強いカードは同型再版を作らないようにしている。これに関してもっとも失敗した例は、[[Fyndhorn Elves]]だろう。これのせいで、当時は事実上[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]を8枚入れることができたのである。
 
同型再版により、事実上同じカードを1つの[[デッキ]]に8枚、もしくはそれ以上入れられるようになることがある。そのため、あまり強いカードは同型再版を作らないようにしている。これに関してもっとも失敗した例は、[[Fyndhorn Elves]]だろう。これのせいで、当時は事実上[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]を8枚入れることができたのである。
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*クリーチャー・カード以外で[[サブタイプ]]が異なる場合は([[呪文タイプ]]の[[秘儀]]など)、同型再版とは呼ばないこともある。それらのサブタイプは、[[ブロック (総称)|ブロック]]固有のテーマに応じて作られることが多く、そのテーマによって元のカードと異なる働きを期待されているからだろう。
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*[[基本セット2010]]では、「西洋ファンタジー的世界観」に統一したカードデザインがなされ、非常に多くの同型再版が作られた。
  
 
==参考==
 
==参考==

2009年10月6日 (火) 21:14時点における版

同型再版(Functionally Identical Reprint)とは、以前作られたカードを、機能はそのままでカード名を変えて別のエキスパンションに登場させること。なお、この訳はホビージャパンのコラムで用いられていたものであるが、日本語の文章に長々とした英語が混じると不自然なので、このWikiではこの訳語に統一する。

最近のものから例を挙げると、以下のようなものが登場している。

以前作られたカード 新たに作られたカード
セファリッドの物あさり/Cephalid Looterオデッセイ 無謀な識者/Reckless Scholarゼンディカー
空民の助言/Counsel of the Soratami神河物語 予言/Divination基本セット2010

同型再版は、カード名やクリーチャー・タイプがそのブロックの世界観に合わない場合などに、それを適切なものに変更するのが目的で作られる。 クリーチャー・タイプは世界観と関係が深く、同型再版は比較的クリーチャーに多い。 この理由から、クリーチャーに対して同型再版と言う場合は、基本的にクリーチャー・タイプの違いを考慮しない。そのため同型再版であっても他のカードとの相互作用によりカードの強さや役割が変化する場合もありうる。

同型再版により、事実上同じカードを1つのデッキに8枚、もしくはそれ以上入れられるようになることがある。そのため、あまり強いカードは同型再版を作らないようにしている。これに関してもっとも失敗した例は、Fyndhorn Elvesだろう。これのせいで、当時は事実上ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesを8枚入れることができたのである。

  • クリーチャー・カード以外でサブタイプが異なる場合は(呪文タイプ秘儀など)、同型再版とは呼ばないこともある。それらのサブタイプは、ブロック固有のテーマに応じて作られることが多く、そのテーマによって元のカードと異なる働きを期待されているからだろう。
  • 基本セット2010では、「西洋ファンタジー的世界観」に統一したカードデザインがなされ、非常に多くの同型再版が作られた。

参考

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